ジャズの聴き方は、とても自由です。理屈や歴史を知っていなければ楽しめない、なんてことは一切ありません。ただし、ちょっとした知識があるだけで、より楽しめることもまた事実。
ジャズってどんな音楽なんだろう?どんなところから聴きはじめると良いんだろう?この2回シリーズではそんな疑問について、演奏者の立場からわかりやすくお話させていただければ、と思っています。講義後にミニ・コンサートもあります。
守屋純子 MORIYA Junko (ジャズピアニスト・編曲家)
早稲田大学“ハイソサエティーオーケストラ”でジャズを始め、ニューヨークのマンハッタン音楽院修士課程修了。アメリカ・ヨーロッパ各地で演奏活動を行う。
2000年より、“守屋純子オーケストラ”が芸術文化振興基金の助成対象事業となり、毎年定期公演を行っている。2004年、自己のカルテットでインド公演。
2005年に CD“Points Of Departure”が、第18回ミュージック・ペンクラブ賞を受賞する。同年9月、ジャズでは最も権威のあるセロニアス・モンク・コンペティション作曲部門で、東洋人としてまた女性として初優勝の栄誉に輝き、ワシントンのケネディーセンターでの授賞式に招聘されて受賞曲を演奏し、日米で話題を呼ぶ。
2008年、米“モンタレージャズフェスティバル”に自己のカルテットで出演、その後、サンフランシスコ・ロサンゼルスでも公演を行う。2008・09年フランス・ツアー。2014年より2019年まで、7回にわたり、ロシア・サンクトペテルブルク、ウラジオストクで公演。
これまでに10枚のリーダーCD(内6枚はビッグバンド作品)を発表。2015年、愛知県岡崎市の委嘱による<家康公ジャズ組曲>を収録した<Play For Peace>を発表。2018年、石川県七尾市との提携により、安土桃山時代の画伯<長谷川等伯>を題材としたジャズ組曲を収録したビッグバンド作<Art In Motion>を発表する。2020年以降は、吹奏楽イベント・コンクール等に、吹奏楽作品も提供している。
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