音楽アラカルト
講師・ゲスト プロフィール
  第1回 講師:福原 徹 FUKUHARA Toru
寶山左衛門(人間国宝)に入門、福原徹の名を許される。東京芸術大学音楽学部邦楽科卒業。邦楽囃子笛方として演奏活動を続けるほか、東京と浜松で「百笛会」を主宰。清泉女子大学、静岡県立江之島高校等の講師を歴任、2007年東京芸術大学非常勤講師に就任。作曲や演奏会の企画等にも携わり、平成13年度文化庁芸術祭大賞を受賞。NHK文化センター講師。著書「やさしく学べる笛教本」(汐文社)、CD「徹の笛」「lift off」(日本伝統文化振興財団)ほか。
第1回 演奏:安倍 真結 ABE Mayu
幼少より邦楽囃子を母・二代目望月太左衛に師事。06年東京芸術大学音楽学部邦楽科入学。現在邦楽囃子専攻在学中。
第1回 演奏:小川 実加子 OGAWA Mikako
13歳より邦楽囃子を田中佐幸に師事。東京芸術大学音楽学部附属高校を経て、現在同大学邦楽科在学中。
第1回 演奏:木村 千裕 KIMURA Chihiro
幼少から長唄、邦楽囃子を祖母に習い、07年東京芸術大学邦楽科入学。現在、邦楽囃子専攻在学中。
  第2回講師:金窪 周作 KANAKUBO Syusaku 
1936年生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業し、NHKに勤務。
1965年に海外留学生となり、ミラノ・スカラ座ほかでオペラ研修。
音楽芸能番組班で、シンフォニー・オペラ番組の制作に当たり「NHKイタリア歌劇団公演」では通訳と演出助手を務める。また外国オペラの字幕制作や歌唱訳にあたる。
1977年「ザルツブルク・テレビオペラコンクール」に参加、『天守物語』(原作・泉 鏡花、作曲・水野修考)を企画提案して、テレビの演出、台本の執筆を手がける。
オペラ『天守物語』は放送の2年後に舞台化され、1991年には浜松市制80周年を記念して浜松市民会館ホールで公演された。1999年2月には「新国立劇場」と「愛知県芸術劇場」で、同一規模の劇場機構を利用して同じ演出プランによる公演を引き続いて行った。本年2009年2月には通算9回目の上演を実現し、日本オペラの代表的なレパートリーとしての地位を確立した。
NHK退職後の1992年から2000年まで、昭和音楽大学オペラ研究所、付属図書館に勤務。
その間の1994年には、昭和音楽大学創立記念行事「ドニゼッティとの出会い」を機会に、
ベルガモのドニゼッティ歌劇場ほかを訪れた。
現在は、神奈川大学生涯学習講座「はじめてのオペラ」(通算8年目)の講師をはじめ、
オペラ関係記事の執筆、テレビのオペラ字幕の作成など、オペラ・フリーライターとして活躍している。

主要執筆記事:
新国立劇場公演プログラム:「泉鏡花の名作『天守物語』のオペラ化にあたって」(1999年)、新国立劇場公演プログラム:「ヴェルディの台本作者たち」(2002年)、
日本オペラ協会プログラム:「日本オペラ協会創立50周年に寄せて」(2009年)など。

主要著書: 『恋するオペラ』(集英社新書 2002年)−池田理代子によるイラスト入り−

第3回 講師:村上 輝久 MURAKAMI Teruhisa
1929年浜松市生まれ。1948年ヤマハ株式会社に入社。以来、ピアノ技術一筋。
1965年来日したピアニスト ベネデッティ・ミケランジェリの奏でる音に魅せられ、1966年から1970年まで、ピアノの音研究のため単身ヨーロッパへ渡った。ミケランジェリをはじめ、スヴァストラフ・リヒテル、ジョルジュ・シフラなど巨匠ピアニストたちの信頼を得て、彼らの専属ピアノ調律師として、ヨーロッパ、アメリカ他世界26ヶ国を回る。1967年、マントン音楽祭(フランス)での仕事が、ドイツの新聞Die WELT紙上で「すべてのピアノをストラディヴァリウスみたいに変える東洋の魔術師ムラカミ」と大きく報じられた。
帰国後は、ヤマハのピアノ製造部長、技術部長を歴任、1980年ピアノ調律師養成機関「ヤマハテクニカルピアノアカデミー」を設立、初代所長に就任。また、著名ピアニストの演奏会調律の他に、大学講座、レクチャーコンサートなどで、音楽史とピアノ構造の変遷を一般に広める努力を全国各地で続けている。2001年NHKテレビ「プロジェクトX〜リヒテルが愛した執念のピアノ」に出演。著書に「いい音ってなんだろう」「ピアニストと語る」他。2007年、第17回新日鉄音楽賞・特別賞受賞。
第3回 演奏:鈴木 弘尚 SUZUKI Hironao
 

3歳よりヤマハ音楽教室に学び、ヤマハマスタークラスを経て、イタリアのイモラ国際ピアノアカデミー卒業。在学中から、東京、パリ、ミラノ、ロンドンなど、各地で演奏。
 第6回日本国際音楽コンクール・ピアノ部門奨励賞、第14回園田高弘賞ピアノコンクールにて第1位、併せてメシアン賞、富士通賞を受賞。第52回ブゾーニ国際コンクール入賞。第12回チャイコフスキー国際コンクール・ピアノ部門にて特別賞受賞。第5回浜松国際ピアノコンクール第5位入賞、確固たる技巧と構築力、叙情豊かな音楽性が高く評価された。また、このコンクールでの奮闘ぶりがNHKテレビのドキュメンタリー番組となり、全国放映され話題となった。
 2004年から本格的に演奏活動を開始。彩の国さいたま芸術劇場における、「ピアニスト100」シリーズに出演。「男性的なダイナミズムと心に沁み入る叙情性の見事な対比」と絶賛された。イタリア、フランス、ドイツのほか日本国内各地でリサイタルを展開するほか、オーケストラと共演している。これまでに、大阪シンフォニカー、ハイドン管弦楽団、東京交響楽団、読売日本交響楽団などと共演。また近年は、独自の切り口による公開レッスンや公開講座シリーズを開催、好評を博している。
 2005年4月に、ハーモニーレーベルよりデビューアルバム“ETUDES SYMPHONIQUES”を、2007年10月には2枚目となる“RACHMANINOFF”をリリースし、どちらも「レコード芸術」で「準特選盤」に選出されるなど各方面で高い評価を得る。またそれらを記念した2回のリサイタルを紀尾井ホールにて開催し、関係者の注目を浴びた。

平成14年度文化庁派遣芸術家在外研修員。これまでに、ヴェラ・ゴルノスタエヴァ、江口文子、河内純、國谷尊之、浦壁信二、フランコ・スカラ、ピエロ・ラッタリーノ、ジェラール・フレミー、リッカルド・リサリティ、レオニード・マルガリウスの各氏に師事。
現在、東京音楽大学ならびにヤマハマスタークラスの講師として後進の指導にもあたっている。

鈴木弘尚オフィシャルホームページ http://www.hironao-suzuki.com/

第4回講師:青島 広志 AOSHIMA Hiroshi 
  1955年生まれ。東京芸術大学大学院首席修了。修了作品のオペラ「黄金の国」(遠藤周作・原作)が同大図書館に購入され、過去2回の東京都芸術祭主催公演となる。作曲家としては「火の鳥」(手塚治虫・原作)「黒蜥蜴」(三島由紀夫・原作)のほか7作のオペラ、「マザー・グースの歌」などの合唱曲、「イソップ動物記」「モチモチの木」などの管弦楽曲に至るまで、広い範囲の作品がある。指揮者、ピアニストとしても活躍し、近年ではコンサートやイベントの企画から出演までを任されることが多い。NHK「ゆかいなコンサート」初代総監督を8年つとめ、現在もNHKラジオ「みんなのコーラス」「高校音楽講座」に出演。東京芸術大学・都留文科大学各講師、東京室内歌劇場運営委員、日本現代音楽協会、作曲家協議会会員。
  第4回ゲスト:小野 勉 ONO Tsutomu
  歌をはじめたきっかけは都立八潮高等学校合唱団から。平松剛一氏のもと研鑽を積み、現在平松混声合唱団に所属し団長を務める。その傍ら「黄金の国」「天国と地獄」「浅茅ヶ宿」「脳死を越えて」など、東京室内歌劇場、東京オペラプロデュースの公演にソリストとして参加。また、青島広志氏との協演により、日生劇場、群馬交響楽団、神奈川フィル、名古屋フィル他のコンサート、音楽祭、NHKラジオに出演し好評を博す。2001年第12回奏楽堂日本歌曲コンクール歌唱部門第3位入賞。2002年3月、東京オペラシティリサイタルホールにてリサイタルを開催する。

第5回 講師:日本シアタサービススタッフ JAPAN THEATER SERVICE
  JTSホームページ http://www.jts-corp.co.jp/
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