令和3年11月5日(金)、修了生公演を行いました。
出演は、北村昂平さん(オーボエ、浜松国際管楽器アカデミー修了生)と木村理沙さん(ピアノ)
のお二人です。
浜松市笠井中学校の体育館には、3年生と発達学級の生徒さん、約160名が集まりました。
普段、実際の音をなかなか聴くことができないオーボエとイングリッシュホルン。
北村さんはオーボエとイングリッシュホルンの2種類の楽器を用意してきてくださいました。
笠井中学校の吹奏楽部には、現在担当している生徒さんがいないそうで、音色を聴けることは
貴重な体験です。
コロナウイルス感染症の影響で、このような演奏会やイベントが本当に少なくなってしまった
そうです。本当は全校生徒に聴いていただきたかったのですが、今回は密を避けるため3年生
限定のコンサートになりました。
オーボエと比べると一回り大きなイングリッシュホルン。北村さんは、2種類の楽器を使いながら、
音の特徴や有名なフレーズなどを吹いて説明してくれました。
なるほど!と思ったのは、フルートやクラリネットのように「息が足りなくなる」のではなく、
「息が余ってしまう」楽器だということ。だから、息継ぎの時に新しい空気を吸うだけでなく、
肺の中の古い息を捨ててから新しい空気を吸うのだそう...なんだか忙しそうですね。
「一息で最大90秒くらいは演奏を続けることができますよ!」と北村さん。
楽器についての説明を交えながら、聞きやすいクラシックや何処かで聴いたことのあるフレーズ
が次々と演奏され、心地よいメロディが続きます。生徒さんたちは、そわそわと動くことなく、
しっかりと聴いてくれていました。
後半、「質問はありますか?」との北村さんの言葉に、緊張しているのかすぐに返事がありません。
そこで、校長先生から「...楽器の値段はどれくらいなんでしょう?」との質問が。
「国産だとだいたい90万円くらい、海外メーカーのものだとそれより20〜30万円高くなります。」
と北村さん。
ちなみに、国産、外国産どちらも、グラナディラというアフリカの森林で採取される、黒くて
重たい木材でできていて、なんと水に沈むほどなのだそうです!
プログラムの最後は、明るくノリの良いアンコール曲でコンサートは終演。
最後に、代表の生徒さんからお礼の言葉と花束の贈呈をしていただきました。
カテゴリ : お知らせ 2021/11/05