人々が集うサンクンプラザに、コンサートやイベントで賑わうホールに、風や光が遊ぶ公園に・・・。
アクトシティで過ごす素敵な時間をもっと魅力的にしてくれるのがアートワークの数々です。
モニュメント、彫刻、立体造形、レリーフ、フロアアート、ステンドグラス、モビールなどなど 見て、触れて、巡って、素敵なアート体験をお楽しみください。
注意:貸出エリア内に設置されているアートワークは、貸出がある場合は見ることができません。
彫刻・黒御影石。
サンクンプラザ西側の階段に据えられた2体は、森の賢者、梟(ふくろう)。
階段上の一体は羽ばたき、下は羽を閉じている。
石の梟は、街を行き交う人々をじっと見守っているようだ。設置場所 : サンクンプラザ
高橋英子 / 石を織る HIDEKO TAKAHASHI / TAPESTRY OF STONE
平面図形・数種類の石と金属。
中ホールエントランスロビー床。温かな色調の幾何学的なパターンの流れがホール入り口へと自然に導き、琵琶、ギター、フルートなど楽器のデザインをエッチングした金属板が歩く人を楽しませてくれる。
小清水漸 / スプーン一杯の音色 SUSUMU KOSHIMIZU / A SPOONFULL SOUND
彫刻・ケヤキ、大理石。
スプーンと楽器が組合わされた木彫は、見方や角度によってスプーンであったり楽器あったりと揺れ動く。一杯のコーヒーやスープ をすするように、音楽を味わってほしいと創られた心和む作品。
設置場所 : 中ホール1階席 (B1F)ロビー
熊井恭子 / 雲の行方 KYOKO KUMAI / WIND FROM A CLOUD
ステンレスによる織物。
市民ロビーの喫茶ラウンジ壁面を飾る。浜松市の魅力のひとつは美しい空。その空をたゆとう雲に想いを重ねて織り上げたという。
設置場所 : 市民ロビー 喫茶ラウンジ「メヌエット」内
上哲男 / TOMORROW TETUO UE / TOMORROW
石モザイク・大理石。
市民ロビーのエントランスの床を飾るモザイクアート。世界各地の石を絵の具のように使って造形している。
設置場所 : 市民ロビー 大ホールクローク前
スタニラフ・リベンスキー,ヤロスラヴァ・ブリクトヴァ / HARMONY-I・HARMONY-III ・STANISLAV LIBENSKY,JAROSLAVA BRYCHTOVA / HARMONYーI・ HARMONY-III・
無色のクリスタルガラスを用いた鋳造による彫刻。。
大ホールエントランスロビーの階段左右に据えられている。「音楽・交流・調和」をテーマにした作品は、それぞれ一辺50cmの三角柱、高さ2m80cmと大規模なもので、床と同じ素材が貼られた台と、大中小3パーツの細長いキャストガラスで構成されている。光と作用しあう美しさとともに力強さを持つ作品。夫妻はチェコ共和国のガラス造形美の創設者、今世紀最高の巨匠と称賛される作家だが、日本で紹介される機会は少なく、アクトシティに作品が設置された価値は大きい。
設置場所 : 市民ロビー
西野康造 / 風の中で KOZO NISHINO / It is breezing
彫刻・ホルンの部分はチタンとチタン合金、支持柱は石。
大ホール正面にあるのは、チタン線材を自在に曲げて造形した高さ5mのホルン。陽光を浴びて輝くホルンは音楽のまち浜松市の未来を象徴するようだ。
設置場所 : サンクンプラザ
彦坂尚嘉 / ピアノ・フェイズ NAOYOSHI HIKOSAKA / PIANO PHASE
ステンドグラス。
中ホールホワイエを印象付ける巨大な作品で、幅9m、高さ3.7mの2枚で構成される。重量を支える構造がそのまま表現のフォルムになっている。すべて輸入ガラスで、美しい墨流しのような模様があり、光と色のリズムに染まっていくような錯覚を覚える。
設置場所 : 中ホール2階席(1F)ロビー
高橋秀 / 日月抄 SYU TAKAHASHI / Estratto dalla storia del Sole e della Luna
壁面平面造形・ステンレス、黄銅板。
大ホール1階正面ホワイエの壁を飾る。赤、黒、白を主体に金、銀が加わり、絢爛豪華な味わい。ホールへ向かう人々に期待感、躍動感をそそる。
設置場所 : 大ホール1Fホワイエ
宇佐見圭司 / ホリゾント〜アクトシティのための KEIJI USAMI / Horizon〜for the Act City
大ホール緞帳。
5,000種のより糸で、油絵の風合いを損なうことなく織り上げられた。走る、投げるなど動きのある人間が円の中に内接するモチーフが、土から空への変化を象徴する黄色からブルーへのグラデーションの画面に展開され、宇宙的な広がりや時間の流れを見る者に感じさせる。
大ホール舞台
今村幸生 / ルネッサンス・ドュ・ブリュ YUKIO IMAMURA / RENAISSANCE DU BLEU
変形屏風様式絵画、アルミ板を切削着彩焼付。
縦1m80cm、全幅12mの各画面は、視点の移動とともに、鮮やかで底光りのするブルーを貴重に繊細な銀色の点や線がまぶしい光彩を放つ。建築空間に溶け込んで、幻想的な美しさを見せている。
設置場所 : コングレスセンター1F エントランスロビー
掛井五郎 / ドラゴンフライ GORO KAKEI / DRAGONFLY
彫刻・ブロンズ。
ホールへと導くスロープの上り口にトンボがちょんと止まっている、そんな風情の親しみやすい作品。訪れる人の多くが、足を止めてトンボとの対話を楽しんでいる。
設置場所 : JR浜松駅側屋上公園入口
田中信太郎 / 「Noah」あるいは音のディスタンス SHINTARO TANAKA / 「Noah」or Distance Between Tones
彫刻・中国の緑光小松石、緑青仕上げのブロンズ、ステンレス。
ト音記号や音符をイメージした全体の形、そして金色の舟形、銀色の卵形から連想が広がっていく。ステンレスの上部は風を受けて動き、指揮者がタクトを振っているように見える。異素材の組み合わせが未来空間の雰囲気を醸し出す作品。
設置場所 : ショパンの丘
仲山進作 / 光と形18-1 SHINSAKU NAKAYAMA / Light&Form 18-1
彫刻・大理石。
日本の「迎え灯ろう」をイメージした造形。夜になると、埋め込まれた小さな丸いガラスの小窓から淡い色の透過光が出て、ファンタジックな世界へと誘う。
設置場所 : ショパンの丘
濱坂渉 / 音響の台座-I WATARU HAMASAKA/ The Base of Sound-I
彫刻・花崗岩。
紡錘形の上部に耳を近づけると、中で周囲の環境の音がかすかに反響している。音の微妙な変化が、音響のドラマとなって感じとれる作品。
設置場所 : ショパンの丘
杉村孝 : 石をくった話 TAKASHI SUGIMURA : Tale of a defiant stone
彫刻・泥冠岩。
石が大きな口を開けて今にも笑い出しそう。恐竜の歯のような形に思わず触りたくなるが小さな手の人なら歯の中の石を動かすこともできる。子供たちに絶大な人気を持つ。
設置場所 : ショパンの丘
見崎泰中 / 緑の通信94-3A HIRONAKA MISAKI / Green Message 94-3A
彫刻・黒みかげ石。
見崎氏は環境問題を視野に入れた「緑」をテーマに作品を創ってきた。山を表す円推形の上に、コブのある木の葉がのっている作品はユーモアがあって楽しい。
設置場所 : ショパンの丘
マリアン・コニエチニィ / ショパン像
「ピアノの詩人」と呼ばれるポーランドの作曲家ショパンの像は、同国のクラコフ芸術大学のマリアン・コニエチニィ教授の制作。ワルシャワ市内のワジェンキ公園にあるショパン像のレプリカで、音楽文化友好交流協定を記念して同市から贈られた。建物の屋上に設置するため、本国の像の3分の2程度に縮小してある。
設置場所 : ショパンの丘
竹村通夫 / 祭り MICHIO TAKEMURA / MATURI or FESTIVAL
彫刻・ブロンズ。
凧揚げ、激練り、屋台・・浜松祭りのダイナミズムと浜松市の活力を象徴している。祭りのエネルギーが伝わってくる作品。
設置場所 : いこいの広場
岡本和子 / 海について KAZUKO OKAMOTO / ON THE SEA
彫刻・ステンレス。
高さ2.1m。海の自然をテーマにしたもので、柔らかさと力強さの同居する曲線が光を浴びて輝き、水や海の自由なうねりを感じさせる。
設置場所 : いこいの広場
眞板雅文 / 輪舞 (ロンド) MASAFUMI MAITA / RONDO
彫刻・ステンレス。
未来と歴史の接点でもある施設を象徴するように、時の流れを表現したスケールの大きなモニュメント。
設置場所 : 研修交流センター前