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イベントレポート

イベントレポート

管楽器アカデミー修了生コンサート

浜松市、ヤマハ株式会社、浜松市文化振興財団が共催となって毎夏開催する「浜松国際管楽器アカデミー」は今年で20周年を迎えます。
それを記念し、これまでの成果を若い世代に還元することを目的に、5月~7月にかけて管楽器アカデミーの修了生が母校で行う「修了生コンサート」を開催いたしました。

*第1回目 520 佐鳴台小学校
野田舞さん(サクソフォン、第15回修了生、佐鳴台小出身)
近藤春菜さん(サクソフォン、第15,16回修了生)
井指紗恵さん(ピアノ)

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*第2回目 610 北浜南小学校
今井彩音さん(クラリネット、第15回修了生、北浜南小出身)
松島花帆莉さん(クラリネット、第15回修了生、北浜南小出身)
大石莉帆さん(クラリネット、第911回修了生)

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*第3回目 717 都田南小学校
藤田千晴さん(フルート、第9回修了生、都田南小出身)
篠田文さん(フルート、第3,4,5回修了生)
谷野はるかさん(ピアノ)

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コンサートでは、クラシックの他にも映画音楽や合唱曲等子どもたちに耳なじみのある曲も演奏していただき、管楽器の楽しさを知っていただく良い機会となりました。

母校での演奏ということで、演奏者の方が小学1年生の時の担任の先生と再会したり、卒業アルバムに将来音楽を続けていく夢が記されていたのを改めて見返したりと、演奏者の皆さんにとっても特別な日となったようです。

また、今井さんはコンサートの際、「好きなことを好きだと思う気持ちを持ちながら、続けることが大切」というお話もしてくださいました。夢を形にした先輩の姿から、子ども達が受けとったものも大きかったのではないかと思います。

そして、今年も演奏家を志す皆さんが浜松に会します。第20回浜松国際管楽器アカデミー&フェスティヴァルは84()9()です。
期間中には公開レッスンの他、様々な関連イベントも開催いたします。
詳細はこちらからご覧いただけます。皆様のお越しをお待ちしております。

カテゴリ :  2014/07/22

主催者育成セミナー 第3回

7月12日(土)に主催者育成セミナーの第3回目「プレゼン大会」を開催いたしました。

第3回目は受講生の皆さん一人ずつ、2月の企画コンサートで行いたいことをプレゼンテーションしていただきました。
皆さん緊張しているようでしたが、パワーポイントや資料を使って、上手にプレゼンしてくださいました。

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企画案も様々で、どの企画もとても素敵なものばかりでした。
今回発表していただいた企画の中から、今後皆さんで話し合って、コンサートの内容を決めていきます。

多種多様な企画からどれが選ばれるのか、楽しみです!

カテゴリ :  2014/07/15

音楽アラカルト 第2回目

7月5日(土)に「音楽アラカルト」の第2回目を開催しました。

今回は、薩摩琵琶奏者の中村鶴城先生を講師にお迎えしました。
最初に約25分にわたる「ヤマトタケル幻想 まほろばの白き鳥」を演奏していただいた後、音楽監督の竹森道夫先生と対談形式で講座を行いました。
真のある上品な音にするため、琵琶は漆で塗られ加飾されています。工芸品のような美しさは目を見張るものでした。鶴城先生が使われている楽器は、師匠である鶴田錦史先生が使われていたものを引き継いで使われているそうです。

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琵琶というと「琵琶法師」を連想する方が多いかもしれません。琵琶法師は語りがメインなのですが、それが器楽の琵琶として発展する中で様々な演奏技法が生まれていきました。そして現代ではオーケストラと一緒に演奏する「ノヴェンバー・ステップス」(武満徹氏作)が演奏されるようになるまで、琵琶の可能性は広がっています。
鶴城先生は、語りは時代と共に変わっていくとお話されていました。琵琶の曲目の多くは「平家物語」に代表される戦記物であり「鎮魂の音楽」とされています。しかし「鎮魂」には「魂振り(たまふり)」=「命に活力を与える」という意味もあります。鶴城先生が新しい琵琶として「光の語り」を求めて、17年かけて初めて作曲したのが「ヤマトタケル幻想 まほろばの白き鳥」でした。
また、講座では鶴城先生が17歳の時にチェリストのパブロ・カザルスの演奏に感銘を受け、それが音楽をする原点となっていること等、音楽家としての人となりに触れることが出来るお話もしてくださいました。こういったお話が聞けることは音楽アラカルトならではですね。

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第3回は9月20日(土)、作曲家の猿谷紀郎(さるや としろう)先生による「作曲家の仕事」を開催いたします。
作曲家がどのように音楽を生み出しているのか、その話を聴く機会はなかなかありません。その仕事について、また皆さんが知っている「翼を下さい」などを用いて、作曲について分かりやすく解説していただきます。
チケットは現在販売中です。皆様のお越しをお待ちしております。

カテゴリ :  2014/07/08

シリーズ「音楽探訪」第3回目

7月4日(金)、アクトシティ浜松音楽工房ホールにて、シリーズ「音楽探訪」第3回目を開催いたしました。
今年度のテーマは「知られざるシューベルト音楽の魅力」です。
3回目となる今回は、良く知られている歌曲と、歌曲主題による室内楽曲をとりあげて行いました。

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前半は平野先生による楽曲の解説です。
市民がシューベルトのリートを好んで歌っていた理由、お気に入りの主題を何度も使いまわしていたこと、
人々が口ずさんでいたリートの主題を使って様々な変奏曲を作曲したこと。
時代背景との関連も含めお話ししてくださいました。

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後半のミニコンサートでは、有名なリートやフルート変奏曲、クラリネットのオブリガードがついている歌曲など、
普段コンサートではなかなか聴くことができない曲を演奏していただきました。
フルート奏者・クラリネット奏者のお二人は「浜松国際管楽器アカデミー」の修了生です。

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今年度のシリーズ「音楽探訪」はこれで終了となります。
お越しくださいましたみなさま、ありがとうございました。

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また、今回の関連事業である「第20回浜松国際管楽器アカデミー」は8月からの開催となります。
20回にふさわしいオープニングコンサートから、著名な講師陣によるソロコンサートなど様々なイベントがございます。
こちらにもぜひお越しください。
詳細はこちら

カテゴリ :  2014/07/08

シリーズ「音楽探訪」第2回目

6月27日(金)、先週に続きましてシリーズ「音楽探訪」の第2回目を開催いたしました。

講師は音楽評論家の平野昭先生です。
第2回目はシューベルトのピアノ音楽について、お話ししていただきました。

同時代を生きたベートーヴェンやハイドンと比べると、独特な和声展開や自由なソナタ形式だったため、
当時は評価されなかった。旋律を変化させて展開するのではなく、和声によって展開しているソナタを作曲している。
自身の作曲した歌曲を使って幻想曲をつくった。等、シューベルトの魅力をお話ししてくださいました。

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中盤からはピアニストの居福健太郎さんをゲストにお迎えし、対談形式での講座となりました。
曲目の解説では、とりあげている部分を実際に居福さんに弾いていただいて、耳でも確認したり、
和声展開の違いを聴き比べてみる場面もあり、わかりやすかったと思います。
連弾曲の解説では、演奏者2名の腕がよく交差する作曲となっているので、
女性と連弾するときに密着できるように、このようにしたのでは。などとシューベルトの人間味が想像できる面白いお話もしてくださいました。

また、最後には居福さんのミニコンサートも行いました。
演奏していただいたのは、「さすらい人幻想曲 D.760」です。

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次回の3回目は今期の音楽探訪最終回となります。
7月4日(金) 18:30~ 音楽工房ホールにて開催いたします。
とりあげるのは、リートと室内楽曲です。後半にはミニコンサートを予定しておりますので、
みなさまお誘いあわせのうえ、ぜひお越しください。
詳細はこちら

カテゴリ :  2014/06/28

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