8月30日(土)、主催者育成セミナーの第5回目を行いました。
今回の内容は「印刷物についての講義」と「出演者の検討会議」です。
講義には市内印刷会社の方にお越しいただき、印刷物とは何かという基礎から、
コンサートチラシを作成したいときの手順という実用的な部分をお教えいただきました。
実は、本やチラシなどの紙に印刷されたものだけでなく、お店の名前が入ったビニール袋や、
アルファベットが入ったパソコンのキーボードも印刷物、というそうです。ご存知でしたか?
また、コンサートのチラシを作る際には、
チラシに使う紙の材質やサイズ、使用カラーを決めて依頼する、
納期を決めてそこから逆算してスケジュールを立てると良いなど、いろいろなお話を伺えました。
出演者の検討会議では、前回絞り込んだ候補者からさらに選出するという話し合いでした。
「生演奏でプロの演奏」、「今期にしかできない面白い企画」などいろんな意見がありました。
もうすぐ出演者も決定します。
今後は出演者に合わせてコンサート概要を決めたり、チラシの作成を行っていきます。
次回の6回目は広報戦術についての講義を行います。広報とはなにか、有効な広報方法について学びます。
カテゴリ : 2014/09/01
篠原小学校にて8月30日に第3回吹奏楽セミナー楽器パート別講座が開催されました。
この講座は浜松市小学校合同吹奏楽団を対象としたもので13名の講師が
パートごとに分かれ基礎から指導するものです。今回の使用楽曲は「ヤンキー・ドゥドゥル・ファンタジー」でした。
今回のパート練習ではどのパートもまず基本の構えや吹き方、ロングトーンを中心に指導をしていました。
教え方にはそれぞれ講師の方々の個性があり、小学生の子供たちでも楽しく練習ができるように工夫されていました。
パートレッスンから2クラスを紹介します。まずトランペットAのレッスンでは、姿勢を常に指導し、
雰囲気もビシッとした感じですが、講師と小学生の掛け合いがお笑いコンビのようで
面白く楽しいパート練習でした。リズムの練習も生徒の顔は生き生きとしていました。
2つ目にユーフォニウムの練習です。講師の方が音を出すときに丸い音として
「豚のおなかみたいに」など、面白い表現にしていました。
さらに生徒さんと講師の方が喋りながら練習していることが印象的で、
その場が1つにまとまっている感じでした。こちら側も楽しめる話で、くすりと笑ってしまうようなパート練習でした。
この他のパート練習もどれも楽しい雰囲気で、しかし質の高いものでした。
そんなパート練習は次回がラストです・・・。10月11日に第4回のパート練習が行われます。
小学生の今までの頑張りが詰まった4回目!聴講もできますのでぜひ子供たちの
元気いっぱいな演奏や頑張っている姿を見にいらしてください♪
(こちらの記事はインターン生、大池恭加が担当いたしました。)
カテゴリ : 2014/08/30
8月29日(金)、クリエート浜松2階ホールにて
「田久保裕一の指揮法講座」の第3回目を開催いたしました。
今日は最終回ということで、モデルバントにアンサンブル・ムジーク弦楽合奏団さん、インサラータ・ヴォカーレさんをお迎えし、
講座の前半は受講生が練習をし、後半は受講生の指揮の発表会でした。
前半は1人7分という短い練習時間でしたが、自分の表現したいことを演奏者に伝えていました。
田久保先生も的確なアドバイスを下さいました。
後半の発表会では、受講生の方々は田久保先生にいただいたアドバイスに気を付けて、
今までの練習の成果を発揮し、気持ちよく丁寧に指揮を振っていました。
同じ曲でも指揮者によって表現が違うので、聴講していた私の勉強になりました。
発表会の後は聴講生の方々と出演者による投票で、もっともよい指揮をした方に「田久保賞」が贈られます。
今年の「田久保賞」は井上みゆきさんです。おめでとうございます。表情が豊かで情熱的な指揮でした。
なかなか指揮を学べる機会はないので、今後も指揮の楽しさ・おもしろさを忘れないで、ご自身の音楽生活に生かしていただけたらいいなと思います。
(こちらの記事はインターン生、飯田彩加が担当いたしました。)
カテゴリ : 2014/08/30
8月22日(金)、クリエート浜松のふれあい広場にて「田久保裕一の指揮法講座」の第2回目を
開催いたしました。
前回と同様に、AグループとBグループに分かれ、Aグループは「見上げてごらん夜の星を」、
Bグループはブリテンの「シンプル・シンフォニー第3楽章」を課題曲として使用しました。
田久保先生は、かっこいい指揮者とは、ムダのない動きをする人のことであると仰り、今回も受講生の問題点を
指先まで丁寧に指導してくださいました。
また、講座が始まってすぐ、「オーラは目から伝わる」というお話がありました。楽譜ばかりを見るのではなく
演奏者と目を合わせ、指揮をすることで目からも表現を伝えることが出来ることを教わりました。
本日は2回目の講座ということで、演奏者の存在を意識しながらの内容も少しずつ加わり、最終回に向けて
受講者の方々も確実にステップアップしているようでした。
8月29日(金)に行われる最終講座では、全3回の集大成として、受講生の方々には「キラキラオーラ」
を発しながら思う存分練習の成果を発揮していただきたいです。
次回は会場が変わりまして、クリエート浜松2階のホールで開催いたします。
当日の聴講も可能ですので、ご興味を持たれた方は是非お越しください!
(こちらの記事はインターン生、中村香恵が担当いたしました。)
カテゴリ : 2014/08/23
オープニングコンサートで、サックスカルテットにて講師と一緒に出演された丸場慶人さん(第13回、14回、15回修了生)にインタビューをさせていただきました。
★浜松国際管楽器アカデミー&フェスティヴァルとの出会いは?
小学生の頃です。吹奏楽をやっていた姉と一緒に聴講するようになったのがきっかけでした。当時は自分の理解の範疇を超えた演奏をする人々に驚き、色んなクラスをのぞきに行っては走り回っていました。その後高校まで聴講生としてアカデミーには訪れ、東京藝術大学時代にはフルモー先生クラスで3回受講しました。
★聴講、受講を経て、アカデミーについてはどう思われますか?
聴講の時は、浜松で一流のアーティストのレッスンを見られたことで、常に自分の目指すべき「目標」を明確にすることができました。アカデミーのシステムもとても魅力的だと思います。各クラスで選抜された受講生は、プレミアムコンサートに出演し、さらに選ばれればヴィルトォーゾコンサート出演へと繋がっていきます。受講1年目にヴィルトォーゾコンサートに出演できたことは今でも自分の中でも大きな経験となっています。
★今回はオープニングコンサートに出演された訳ですが...
中学3年生の時、フルモー先生にサインをいただいた際に「いつか同じ舞台で演奏したい」と話をしていました。オープニングコンサートのカルテットの演奏はその夢が叶った瞬間でした。先生方とステージで一緒に音楽を楽しむことが出来たことは、本当に言葉に出来ないくらい嬉しかったです。
★今後の夢は?
サクソフォンは、出来て150年ほどの新しい楽器でまだまだ発展途中。現代曲など新しい曲にチャレンジしたいです。そして人に喜んでもらえるような演奏をしていきたいです。
丸場さんは現在、東京を拠点に置きながら、浜松でも母校の浜松市立三方原中学校や、浜松市立与進中学校、浜松市小学校合同吹奏楽団でもご指導をされており、段々と浜松でも活動も増えてきているそうです。
浜松で育った演奏家が浜松に戻り、若い世代を育てていくという循環が出来てきているということは、このアカデミー20年の成果といえます。今回、そのことを改めて実感することが出来たインタビューとなりました。
カテゴリ : 2014/08/09