8月6日、「管楽器奏者のためのアレクサンダー・テクニーク」講座が
音楽工房ホールにて行われました。
アレクサンダー・テクニークは、悩みを解決するために、本人の癖や意識を
改善していく方法論のことです。
講師は、管楽器トレーナーで、アレクサンダー・テクニーク教師のバジル・クリッツァ―先生です。
講座は、クリッツァ―先生が6人の受講生を指導する形で行われました。
受講生のひとり、サックス奏者の粕谷さんのレッスンでは、「息が鼻から抜けてしまい、音が出しづらい」
という悩みに対して、先生が「息の圧力を上にかけるイメージで吹いてみるといいよ」とアドバイスされました。
アドバイスを受け粕谷さんが再び演奏すると、音色の変化が分かり、会場がどよめきました。
粕谷さんも、以前より吹きやすくなったと自身の変化を実感しているようでした。
また、聴講している方々も、お話を聞きながら体を動かしたり、質問をするなど、
積極的に参加する姿が見られました。
時にユーモアを交えながらも適切なアドバイスで、参加したみなさんも楽しく、有意義な時間を
過ごすことができたのではないでしょうか。
(こちらの記事はインターン生、杉山貴大が担当いたしました。)
カテゴリ : 2015/08/07
私はチューバ奏者のアネ=イェレ・フィサー先生と、
夏目友樹さんの公開レッスンを見学させていただきました。
フィサー先生は指導中によく褒める方で、また冗談を交えた和やかな雰囲気の中で
レッスンを進められていて、夏目さんものびやかにレッスンを受けられている様子でした。
体全体を使って曲想のメリハリを表現したり、
夏目さんの演奏に合わせて歌うことで音の出し方のニュアンスを伝えたりと、
直感的にイメージが伝わる分かりやすいレッスンでした。
弦楽器の経験しかないため、管楽器には疎い私から見ても、
「目を開けて自信をもって」という高音の出し方についてのアドバイスから、
ソロでの高音が綺麗に響くようになっているのが分かるほど上達されたようです。
きっと管楽器以外の楽器を演奏している方でも得られるものがあると思います。
公開レッスンは引き続き8月8日まで行っておりますので、管楽器を練習中の方も、
そうでない方もぜひお越しください。
(こちらの記事は、インターン生の犬塚健吾が担当いたしました。)
カテゴリ : 2015/08/06
8月5日(水)19:00~、ソラモにてブラスジャンボリーin浜松2015が開催されました。
参加者は一般応募された方と管楽器アカデミーの講師の方、受講生の総勢250名による
大合奏でとても迫力のある演奏会でした。
管楽器アカデミー初のブラスジャンボリーということで
演奏者のみなさんはとても生き生きしていて、指揮者であるサックス講師の須川展也先生も
演奏中にソロがあり、素晴らしい演奏でした。
お客様も暑い中、大勢の方が足を止めて演奏を聴いてくださり、最後のラデツキー行進曲では手拍子で
参加をし、会場は盛り上がりました。
こんなに大勢での合奏を聴くことがないので、吹奏楽の迫力と音楽の素晴らしさを感じることができました。
夏の思い出として素敵な一夜だったと思いました。
これからも音楽の素晴らしさを市民の皆様に伝えていけたらと思いました。
本日、8月6日(木)に楽器博物館 天空ホールにて「レクチャーコンサート」、
音楽工房ホールにて「アレクサンダーテクニーク」が開催されます。ぜひ皆さんお越しください。
(こちらの記事はインターン生、市川南美が担当いたしました。)
カテゴリ : 2015/08/06
8月4日、本日から公開レッスンが始まりました。
あ
世界で活躍されている15名の先生を講師として、120名の受講生が個人レッスンを受けます。
今回、私が見学させていただいたのは、クラリネット奏者のヴェンツェル・フックス先生と
浜松市出身の受講生である谷口紋子さんの公開レッスンです。
あ
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最初に一曲の半分くらいまで谷口さんに演奏していただいた後に、フックス先生のレッスンが始まりました。
レッスンは先生自らが演奏し、受講生にどんな風に吹けばいいのか、どのように表現していくのかを説明していました。
谷口さんが演奏されている間も、先生は身振り手振りで息の流れや音量などを表していて、演奏をしながら
どんどん改善されていく様子が見てとれました。
あ
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レッスン半ばには、「ブレスラインを壊してはいけない。緊張感が続くようにすぐにブレスを吸えるように
なればもっと良くなる」とアドバイスされて、よりよいブレスをするためのストレッチの仕方を教えていました。
あ
先生自身がとても楽しそうにレッスンをしていたため、谷口さんもリラックスして受講しているようでした。
フックス先生は聴講生の私たちにも視線を投げかけたり、私たちに対してもお話をしてくださったりしたため、
とても楽しく聴講できました。
あ
レッスンは8月8日まで行っております。是非お越しください。
あ
(こちらの記事はインターン生、新田さくらが担当いたしました。)
カテゴリ : 2015/08/04
8月4日、第21回浜松国際管楽器アカデミー&フェスティヴァルの開講式を行いました。
いよいよアカデミーの開講です!
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式では、主催、講師、受講生の代表よりそれぞれご挨拶を頂き、
講師陣、通訳、ピアニストのみなさんを紹介させていただきました。
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主催者からは、代表して浜松市の文化振興担当部長の山下文彦氏より開講の挨拶を行いました。
受講生のみなさんにとって実り多き日々になることを期待するとともに、浜松市が昨年12月に
ユネスコ創造都市ネットワークの音楽分野において、アジアで初めて加盟したことに触れ、
このアカデミーをはじめとする音楽文化事業のさらなる発展を目指したい、とお話しされました。
あ
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つづいて、講師陣を代表してフルートのジェフリー・ケナー先生よりご挨拶いただきました。
音楽家としての人生ほどやりがいのあるものはない、自分の大好きなことを学んですごす時間は、
例えそれが生活に繋がるものでなくとも、決して無駄ではないことを忘れないでほしい とお話されました。
あ
あ
受講生の代表は、浜松市出身の鈴木悠紀子さん(クラリネット)にお願いいたしました。
今回が3回目の受講になる鈴木さん。これまでに参加したアカデミーでは、レッスンを受けるだけでなく、
他の楽器のレッスンを聴講することで沢山の発見があったそうです。
今回のアカデミーでも、さらに新しいものを吸収したいと意気込みを語ってくださいました。
あ
さて、早速本日よりレッスンが始まります!
レッスンは公開のため、一般の方も聴講が可能です。
世界トップレベルの講師陣によるレッスンを、この機会に是非覗いてみませんか?
カテゴリ : 2015/08/04