1月15日(日)、アクトシティ浜松大ホールリハーサル室にて「合唱セミナー」を開催いたしました。
講師は、合唱指揮者・作曲家としてご活躍されている相澤直人先生です。
今回のセミナーは、前半が合唱ワークショップ、後半が公開ワンポイントレッスンという2部構成で行いました。
前半のワークショップは、「合唱の基礎を学ぼう!」と題し、相澤先生の代表作である合唱曲「ぜんぶ」を
題材に、曲を表現するためのヒントをレクチャーしていただきました。
参加者の中には「ぜんぶ」を歌ったことがあるという方も多く、実際に歌いながら合唱の基礎を学んでいきます。
「合唱は息の芸術」と語る相澤先生。
基本の発声法を中心に、歌声と響きのバランスを上手に使い分けることで、曲の持つイメージを
より聴き手の心に届けられる表現を探ってほしいとお話ししてくださいました。
身近なものに例えた解説はとても面白くて分かりやすいため、参加者からは時折笑い声も上がり
和やかな雰囲気のワークショップとなりました。
後半の公開ワンポイントレッスンでは、公募された市内の中学・高校の部活動やアマチュアの合唱団
全6団体が、それぞれ持ち寄った曲を指導していただきました。
限られた時間の中でしたが、相澤先生に課題やヒントを見つけていただきました。
中学生・高校生の皆さんはコンクールを間近に控えているそうで、今回のレッスンを成果を
これからの練習に活かしていただけたらと思います。
ワークショップ、公開ワンポイントレッスン共に、とても充実した内容のセミナーとなりました。
カテゴリ : 2017/01/19
1月14日、新年になって初の音楽院事業を行いました。
吹奏楽に特化した指揮法講座です。
講師は保科洋先生をお招きしました。
保科先生はアクトシティ音楽院の音楽監督を務めていただいており、
4月には楽曲分析・解釈講座も行っていただいております。
今回、受講者や聴講者の皆様に、より理解していただけるように
浜松市のプロ吹奏楽団である「フィルハーモニックウインズ浜松」さんにモデルバンドを務めていただきました。
指揮の基本や技法はもちろんのこと、
指揮者の表現できる範囲は腕を限界まで伸ばした範囲であること、演奏者を信じて振ること、
そして、指揮者は唯一自分をモニターできない演奏家であること、など、
指揮者に大切なことをたくさん学ぶことのできる内容でした。
4月には、例年同様に保科先生を講師に迎え、
全日本吹奏楽コンクールの課題曲を使った「楽曲分析解釈講座」を開催する予定です。
詳細は決定次第、HP等にてお知らせいたします。
カテゴリ : 2017/01/15
12月18日(日)、静岡文化芸術大学講堂にて「第15回SUAC Wind Ensemble定期演奏会」が開催されました。
演奏会の第2部では、「わくわくステージ」と題し、「子ども音楽セミナー 吹奏楽教室(小学生)」の修了生から
有志を募り、14名の子ども達がステージで大学生と共演しました。
演奏した曲は、子ども音楽セミナー、フェスティバルでも演奏した「故郷(ふるさと)」です。
演奏会に参加した子どもたちは、子ども音楽セミナーで初めて吹奏楽の演奏を体験した子から
学校の金管バンド部に所属している子まで、楽器の経験は様々ですが、セミナーでの練習や
フェスティバルでステージに立った経験を経て、さらにパワーアップした演奏を披露してくれました。
最後まで堂々とした演奏に、会場からは温かい拍手が送られました。
子ども音楽セミナーから今回の演奏会まで、違う学校の同級生や大学生の皆さん、そして観客の皆さんと、
たくさんの方々と共に音楽を楽しむことができましたね。
音楽を通じて広がる「輪」を、これからも大切にしていただければ嬉しいです。
カテゴリ : 2016/12/18
12月17日(土)、芳川小学校にて吹奏楽セミナー 楽器パート別講座(小学生)の第4回目を
開催いたしました。
今年度の楽器パート別講座は、今回が最終回となります。
講師を務めていただいたのは、浜松市で活動する12名の演奏家の皆さんです。
楽器毎に分かれ、まずは基礎練習から始めます。
セミナー第1回目の時にはたどたどしい演奏だった子どもたちですが、
年間のパート別講座や合奏講座を通じてご指導いただく中で、成長している姿が感じられました。
セミナー後半は、楽曲指導です。
今回レッスンしていただいたのは「Gaviao Calcure」と「コロブチカ」です。
この2曲は、2月5日に開催される「全国小学校管楽器合奏フェスティバル(西日本大会)」にて演奏する予定で、
浜松市小学校合同吹奏楽団は、このフェスティバルに東日本代表として出演します。
今回のレッスンで学んだことを忘れないように、、フェスティバルでは素敵な演奏を聴かせてくださいね!
次回の吹奏楽セミナーは、合奏講座の第3回目、一年間の総まとめです。
カテゴリ : 2016/12/17
12月11日、浜北文化センターにて「子ども音楽フェスティバル」を開催いたしました。
このフェスティバルは、11月から音楽院で開催している「子ども音楽セミナー」の皆さんがセミナーで練習した曲を披露するコンサートです。
前日12月10日には、吹奏楽教室小学生クラス、中学生クラスを浜北文化センターで開催しました。
小学生クラスは、原田先生と静岡文化芸術大学SUAC Wind Ensembleの皆さんに指導していただきながら、翌日のステージに備えます。
中学生クラスはクラスAとクラスBに分かれて練習を行い
フェスティバルでもそれぞれのクラスで演奏します。
高校生にアドバイスをもらいながらのパートレッスンと合奏レッスンを行いました。
実際に翌日立つステージで合奏練習を行い
先生からはホール全体に音を響かせて演奏するよう、ご指導いただきました。
いよいよ、フェスティバル当日。
お箏を習った邦楽教室、ジャズコーラスを習った洋楽教室、小学生と中学1年生に分かれて習った吹奏楽教室、
全ての教室が1曲ずつ披露しました。
まずは邦楽教室低学年クラスの皆さんが「さくら舞曲」を演奏しました。
とっても緊張したようですが、練習の成果が実り、上手に弾けましたね。
次は吹奏楽教室の小学生クラスです。
このセミナーで初めて楽器に触れた子や小学校の金管バンド部で活動している子など、
楽器経験は様々ですが、皆で心を合わせて「故郷(ふるさと)」を演奏しました。
そのあとは、吹奏楽教室の中学生クラスAとクラスBの2組が演奏を披露しました。
クラスAは土屋先生の指揮で「シーゲート序曲」を演奏。
レベルの高い曲ですが、周りの音をしっかり聴いて、上手に演奏できました。
クラスBは原田先生の指揮で「インヴィクタ序曲」を演奏。
曲調をつかみ、指揮を見て堂々と演奏できましたね。
吹奏楽教室の次は、洋楽教室のステージです。
『となりのトトロ』でおなじみの「さんぽ」を振り付けつきで披露しました。
皆さん、元気いっぱい、歌って踊ることができましたね。
受講生発表の最後は、邦楽教室高学年クラスの演奏です。
「秋のうたメドレー」を披露してくれました。
とってもきれいな音色で会場に来てくださったお客様の心を癒してくれましたね。
各教室の演奏の合間には、参加者にインタビューをしましたが、
皆さん緊張しながらもしっかりお話ししてくださいました。
皆さんの演奏が終わったところで、
子ども音楽セミナーの修了証書授与式を行い、
各クラスの代表者に浜松市教育長から修了証書を授与いたしました。
また、各教室のボランティアとして参加してくださった高校生、大学生の皆さんには
感謝状を授与いたしました。
休憩後は、子ども音楽セミナーにボランティアとして参加してくださった皆さんによるステージです。
市立高校の筝曲部さんは、「雪三態」。
雪の降る様々な景色や雪と共に暮らす人々の情景を高度なテクニックを使い
美しい音色で会場の皆さんに届けてくださいました。
静岡文化芸術大学SUAC Wind Ensembleさんは
「故郷の空 in Swing」「宝島」の2曲を披露してくださいました。
小学生クラスの皆さん、いつも指導してくださった大学生の皆さんの演奏はいかがでしたか?
続いては海の星高校吹奏楽部さんです。
最初に演奏してくださった「Stella Maris(ステラ・マリス)」は
海の星高校吹奏楽部の委嘱により作曲された作品で、『ステラ・マリス』とはラテン語で海の星を意味するそうです。
その後は、「翼をください」「マンボ・フェスティバル」の2曲を披露してくださり、
賑やかなステージで会場は大盛り上がり。
今回のフェスティバルはボランティアの皆さんを入れて、総勢390名の出演。
コンサートの最後は、出演者全員で「花は咲く」を大合唱しました。
お客様の皆様も一緒に歌ってくださり、ありがとうございました。
演奏会終了後は、みんなで写真撮影!
皆さん、いい笑顔ですね。
セミナーやフェスティバルに参加してくださった皆さんが音楽をより好きになり、
また、音楽を長く続けるきっかけになれば大変うれしく思います。
カテゴリ : 2016/12/13