5月27日(土)、主催者育成セミナーの第1回を開催いたしました。

「主催者育成セミナー」とは、コンサートを主催（企画・運営）するために必要なノウハウを学ぶ
市民講座で、今年で17年目を迎えます。
セミナーの最後には、その集大成として実際にコンサートを開催します。

受講生は、公募によって集まった15名の市民の皆さんです。



この日はセミナー初回ではありましたが、早速、講師をお迎えしての講義を行いました。
テーマは「アーツマネジメント」。講師は静岡文化芸術大学の片山泰輔教授です。



「アーツマネジメント」というと、「コンサートを企画すること」というイメージを持たれがちですが、
本来は「芸術の"公共的使命"を達成するための"組織のマネジメント"」のことを指します。
"芸術を通じて公益的な目的を達成すること"、"継続的な活動のための組織作り"という点がポイントのようです。
そのために必要なことや、気を付けること等を解説してくださいました。


そして、セミナー後半では、受講生の皆さんに自己紹介をしていただきました。
学生さんから定年を迎えられている方まで、幅広い年代、職業の方が参加されています。

主催者育成セミナーは、これから毎月１回程度、約1年間活動していきます。
第17期受講生による企画コンサートは、来年２月に開催予定です。

活動の様子は、イベントレポートやFacebookにてご紹介していきますので、
是非チェックしていただけたらと思います。

5月20日(土)、浜松市立篠原小学校にて「吹奏楽セミナー 楽器パート別講座」の
第1回目を開催いたしました。

このセミナーでは、浜松市出身者を中心としたプロの演奏家からなる講師陣をお迎えし、
子どもたちの演奏技術の習得や、学校の先生方が指導ノウハウを学ぶ場として開催しています。

モデルバンドを務めるのは、浜松市小学校合同吹奏楽団の子どもたちです。





今回がセミナー初回ということで、始めに開講式を行いました。
その後、楽器毎に別室に移動し、いよいよレッスン開始です！



楽器によって、取扱い方や演奏のコツは様々です。
演奏する時の姿勢や、豊かな音色をつくるための息の使い方など、それぞれの特性に合わせて
一から教えていただきました。





楽器パート別講座は、年間で4回開催いたします。
次回は6月17日(土)、会場は芳川小学校です。
聴講もできますので、ご興味のある方は是非お越しください。

5月10日（水）、浜松市立佐久間中学校にて修了生公演事業を行いました。

初夏のさわやかな風が吹く、静岡県の北西部、
浜松市天竜区の山間地にある中学校です。

同じ校舎内で佐久間高等学校と同居していて
（２階・４階は高校、３階は中学校）
中学生と高校生が常日頃から自然に交流しているとのこと。

校舎の横には天竜川が流れていて、四方を山に囲まれた自然豊かな地域。
空気がとても澄んでいて、音が山の向こうまで響きそうです。


今回の出演者：近藤春菜（サックス : 浜松国際管楽器アカデミー修了生）

　　　　　　　松橋 貴（ギター）

佐久間中学校は1年生12人、2年生21人、3年生16人、
全校生徒49人の小さな学校です。

会場の体育館に全校生徒と先生方が集まりました。

なるべく近くで生演奏の息遣いを味わえるよう、

演奏者を取り囲むように椅子を並べて、コンサートがスタートします。

演奏は、近藤春菜さん（サックス : 浜松国際管楽器アカデミー修了生）、
松橋 貴さん（ギター）のお二人。

映画の主題歌からクラシック曲まで、
生徒の皆さんに親しみやすく語りかけながら演奏してくださいました。


途中の楽器紹介では、サックスが高い音・低い音よって響きが違うことを感じてもらうため、
生徒さんの背中に楽器をあてて楽器の振動を説明する場面も。

真剣な眼差しで、二人の演奏をしっかりと受け止めている生徒さんたち。
背中がピンと伸びて、聴く姿勢がとても良いのが印象的です。

みどり豊かな環境の中で聴く演奏は、とても贅沢なひと時でした。

5月8日（月）、浜松市立都田小学校にて修了生公演事業を行いました。

ＧＷ休み明けの初夏を感じる気候の中、南を都田川が流れ、北を天竜浜名湖鉄道が走る
都田小学校を訪問。子どもたちが元気に体育の授業を受けていました。

今回の出演者 ：トリオ　ルチェーレ
　　　　　　 　仁科恵美子（クラリネット : 浜松国際管楽器アカデミー修了生）
　　　　　　 　井指　紗恵（ピアノ）
　　　　　 　　有徳　みか（エレクトーン）

都田小学校の児童数は123名。会場の体育館に全校児童が集まりました。



楽器紹介ではクラリネット、ピアノ、エレクトーンそれぞれの音色を活かした曲を披露。
どんな動物をイメージした曲か当てるクイズがあり、子どもたちは音楽の表現に耳を傾けながら
真剣に聴く表情が印象的でした。

途中、都田小学校の校歌をルチェーレの伴奏で全員合唱しました。

通常の校歌バージョンのあとは、リズム感たっぷりの"ルチェーレ版"校歌を披露！
手拍子で盛り上がりました。

4月29日(土)、浜松市立芳川小学校にて「浜松市小学校合同吹奏楽団 第8期結団式」が行われました。

浜松市小学校合同吹奏楽団は、市内の小学5・6年生で結成された吹奏楽団です。
毎年参加者を募り、練習会やイベントへの出演など、年間を通じて活動しています。
今年は、市内の15校 122名の子どもたちが入団しました。



結団式では、団長の美和雅樹先生より子どもたちへ、「ひとに優しく、自分に厳しく」を目標に
合同吹奏楽団の一員としての責任感を持って活動していきましょう、とお話がありました。



団員を代表して、決意表明も行われました。
吹奏楽団で学んだことを学校の部活動でも生かせるように、団員としての自覚をもって取り組みたい、
と力強く述べていました。

合同吹奏楽団は、浜松市アクトシティ音楽院が開催している「吹奏楽セミナー」の
モデルバンドを務めていただいている他、市内の様々なイベントで演奏を披露しています。
子どもたちの活躍が、これから楽しみですね！