6月16日(土)、アクトシティ浜松大ホールリハーサル室にて
「第85回NHK全国学校音楽コンクール課題曲講習会」を開催いたしました。
この講習会は「NHK全国学校音楽コンクール(Nコン)」の課題曲を題材に取り上げた指導者向けのもので、
小学校の部、中学校の部の2部構成で行いました。
講師は、昨年に引き続き合唱指揮者の武田雅博先生をお招きしました。
小学校の部のモデル演奏は、浜松市立広沢小学校の皆さんです。
課題曲「出発」について、場面ごとに区切ってタイトルをつけていきます。
武田先生が、この歌詞は誰がはなしているの?ここはどんな場面?と問いかけると、
子どもたちは想像力を膨らませながら答えていきます。
来場された先生方に向けての、生徒の音楽の引き出しは指導者が上手に与えていく、という言葉が印象的でした。
最初は緊張していた子どもたちも、武田先生の親しみやすいお人柄に惹かれて、
だんだんと表情が豊かになり、それに併せて歌声もどんどんと変化していきました。
続いて中学校の部の課題曲は、「Gifts」。
モデル演奏は、浜松市立北浜中学校、都田中学校、与進中学校の皆さんです。90名を超える大合唱団です。
何気なく歌う「下弦の月」ってどんな月だろう?UhがAhに変わるのは一体どうしてだろう?
簡単な言葉遣いで作詞、編曲の意図について掘り下げた解説をしていただきました。
それぞれ学校での練習の仕方などについても教えていただきて、大変参考になりました。
モデル演奏の皆さんは、8月開催の「第85回NHK全国学校音楽コンクール 静岡県大会」に出場予定です。
今回の講習会で教えていただいたことを、ぜひ今後の練習に活かしていってくださいね!
カテゴリ : 2018/06/17
6月9日(土)、主催者育成セミナーの第2回を開催いたしました。
1回目お休みの方も出席して、お部屋の密度も上がりわいわいと進行しました。
今回はコンサートの企画にあたってどんな準備が必要になるか、コーディネーター高橋先生からの解説です。
17年間の長い歴史をもつ主催者育成セミナー、そこでの経験や面白いエピソードなどを踏まえた実践的な講義でした。
来るプレゼンテーションに向けて、押さえたいポイントや留意すべきことなどの説明もありました。
受講生からは先々まで考えた質問や意見が挙がり、有意義な時間となりました。
次回のセミナーは6月30日(土)、いよいよ18期生による企画案のプレゼンテーションです。
今からの2週間は、講義内容や過去の資料を参考に企画を考える、忙しくも楽しい期間になると思います。
皆さんがどんな企画をお持ちになるのか、今から楽しみにしています!
カテゴリ : 2018/06/12
5月26日(土)、主催者育成セミナーの第1回を開催いたしました。
「主催者育成セミナー」とは、コンサートを主催(企画・運営)するために、
必要なノウハウを学ぶ市民講座で、今年で18年目を迎えます。
セミナーの最後には、その集大成として実際に受講生企画コンサートを開催します。
受講生は、公募によって集まった市民の皆さんです。
この日はセミナー初回です。受講生同士の顔合わせとオリエンテーションを行いました。
はじめこそ緊張感がありましたが、自己紹介ではこのセミナーを受講した理由をはじめ、
自分のお仕事や生い立ちについてお話してくださり、和気あいあいとしたムードで進めることができました。
今期も様々な年齢、職業の方がいらっしゃり、多くの交流が生まれていく予感がします。
セミナー後半では、今後話し合いをしていくにあたって使用していく資料の説明、
歴代の先輩方が実際に開催したコンサートの映像をみて、イメージをふくらませました。
終わりにはコンサート会場の音楽工房ホールを、ほんの少しだけ覗きみて1回目は終了です。
主催者育成セミナーは、これから毎月1回程度、約1年間活動していきます。
今年度受講の皆さん、1年間よろしくお願いします。
第18期受講生による企画コンサートは、来年2月16日(土)に開催予定です。
活動の様子は、イベントレポートやFacebookにてご紹介していきますので、
是非チェックをしてくださいね。
カテゴリ : 2018/05/28
5月12日(土)「吹奏楽セミナー 楽器パート別講座」の第1回目を浜松市立芳川小学校にて開催いたしました。
吹奏楽セミナーは、浜松市出身者を中心としたプロの演奏家や吹奏楽指導者を講師陣にお迎えし、
子どもたちの演奏技術の習得や、学校の先生方が指導のノウハウを学ぶ場として開催しています。
モデルバンドを務めるのは、浜松市小学校合同吹奏楽団の子どもたちです。
今回パート別講座のため、12名の講師の先生にお越し頂き指導をしていただきました。
講師の紹介を終え、パートごとのレッスンが始まります。
今回は、基礎的な演奏法を中心に指導を行いました。
楽器によって、取扱い方や演奏のコツは様々です。
演奏する時の姿勢や、豊かな音色をつくるための息の使い方など、それぞれの特性に合わせて一から教えていただきました。
楽器パート別講座は、年間で3回開催いたします。
次回は6月17日(日)、会場は浜松学芸中学校・高等学校です。
聴講もできますので、ご興味のある方は是非お越しください。
カテゴリ : 2018/05/12
5月2日(水)、浜松市立犬居小学校にて修了生公演事業を行いました。
浜松市立犬居小学校は浜松市の山間部、春野町にある自然豊かな小学校です。
学校のそばには気田(けた)川が流れ、穏やかな水音が聴こえました。
3階にある音楽室からの風景。見渡す限りの山々です。
出演は、小澤諒子さん(ヴァイオリン、イーストマン音楽学校夏季セミナー修了生)、
村上惠三子さん(ピアノ)です。
会場の音楽室には犬居小学校の全校生徒が集合し、開演までの時間を静かに待つことが
出来ました。
小澤さんは春らしい花柄のドレス、村上さんは鮮やかなグリーンの衣装で登場。
音楽室がパッと明るくなりました。
この日の演奏テーマは、「音楽で世界旅行」ということで、
ヨーロッパ各国の作曲家や民謡、最後には日本の曲まで披露していただきました。
演奏の合間にある楽器紹介の時間では、小澤さんがクイズを出題。
「ヴァイオリンは何で出来ているでしょうか?」という問題には、すぐに回答があがりました。
犬居小学校のみなさんは楽器のことをよく知っているようすでした。
小澤さんが客席を歩き回りながら演奏すると、子どもたちの目は興味津々。
思わず笑いだしてしまう子や、目を見張る子もいました。
春野町は鳥の声が響くほど静かな環境。
ヴァイオリンとピアノの音色に耳をすませて、子どもたちの心にも響いてくれていたら
嬉しいです。
カテゴリ : 2018/05/03