10月26日(土)、主催者育成セミナーの第7回を開催いたしました。
前回出演者が決定して、コンサートの概要や、チラシ制作についての話し合いをまるまる2時間行いました。
様々な観点からの意見交換で、聞いていて事務局も勉強になりました。
そして話し合いから数週間、受講生たちが話し合い、アーティストと交渉し、素敵なチラシができあがりました。
12月初旬には市内各地で配架予定ですので、ぜひチェックしてみてください。
今期お招きするアーティストは、京都、スペインを拠点に世界で活躍するピアニスト、川上ミネさんです!
チケット一般販売は12月8日(日)からです。主催者育成セミナーのfacebookからも詳細をご確認いただけます。
浜松市アクトシティ音楽院 主催者育成セミナー第19期受講生企画コンサート
川上ミネピアノコンサート ジャンルと国境を超えて聴こえてくる癒しの音楽とは?
2020年2月22日(土) 16:30開場 17:00開演
アクトシティ浜松 研修交流センター2F 音楽工房ホール
一般 3,000円(全席自由) ※未就学児の入場はご遠慮ください。
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川上ミネ(ピアニスト、作曲家)
愛知県長久手市に生まれ、3歳でピアノを始める。ミュンヘン国立音楽大学~マドリッド国立音楽大学院ピアノ科卒業。世界各地を旅してミュンヘン~マドリッド~ハバナ、現在は京都とスペインに暮らし、学び、教え、演奏し、料理する。クラシック音楽から出発した無国籍・無ジャンル音楽を奏でる。コルドバのメスキータ、サンチャゴ大聖堂、エル・エスコリアル修道院など多くの世界遺産で演奏、国内では清水寺、春日大社でもコンサートを行った。2003年以降、チューチョ・バルデス、ネストル・マルコーニなどと共演。2005年 愛・地球博「モリゾーとキッコロ」のテーマソング、NHKのテレビ「猫のしっぽ カエルの手」、「やまと尼寺精進日記」、「北斎"宇宙"を描く」、NHKラジオ「ラジオ深夜便」、映画「ベニシアさんの四季の庭」、スカイマークの機内テーマ曲など数多くのサウンドトラック、音楽制作を担当。「In Latin America」(2004年)以降、「In The Forest」(2006年)、「馨(かおり)」(2010年)、「Nostalghia~Kiyomizu」(2017年)、「やまと尼寺精進日記サウンドトラック」(2019年)など10枚のアルバムを発表している。2019年には航空会社スカイマーク株式会社への楽曲提供した「SKY BLUE」や「クリスマスアルバム」をリリース予定。
カテゴリ : 2019/11/20
11月17日(日)に、浜松市立高等学校にて子ども音楽セミナー邦楽教室(第1回)を開催しました。
子ども音楽セミナーは、邦楽、洋楽、吹奏楽の各ジャンルを3回にわたり生涯学習音楽指導員の先生方に指導いただく講座です。
邦楽教室は、日本の伝統楽器「箏」の演奏を体験します。ご指導いただくのは、吉田理世先生、吉田道美先生をはじめとする講師の皆さんです。また、浜松市立高校箏曲部の皆さんにも指導のアシスタントとして参加いただきました。邦楽教室は、小学2年生から中学2年生までの子ども達が参加し、学年別に前半は低学年クラス、後半は高学年クラスを開催しました。
低学年クラスは、初めて箏に触れる子が多く、楽器の仕組みや演奏の仕方を丁寧に教えていただきました。さあ、演奏用の爪をはめて練習開始です。
高学年クラスでは、進度がはやく、練習曲や「さくら」に加え子ども音楽フェスティバルで演奏する「こきりこ」も練習しました。「こきりこ」では、3つのパートに分かれて演奏するので、パートごとに分かれて指導をいただきました。
両クラス共に、慣れない正座での演奏に四苦八苦しながら、休憩時間にも頑張って練習している姿が印象的でした。また、きれいなお辞儀の仕方も教えていただき、立派なお辞儀でお稽古のはじまり、終わりの挨拶をすることができました。
子ども音楽セミナーで学んだ曲は、12月15日(日)に「子ども音楽フェスティバル」(会場:浜北文化センター)にて披露します。ぜひお越しください。
カテゴリ : お知らせ 2019/11/20
「子ども音楽セミナー」は、生涯学習音楽指導員を講師に迎え、
小中学生に音楽の楽しさを体感してもらうことを目的とした事業で、
「邦楽」「洋楽」「吹奏楽(小学生・中学生)」の3教室を開催しています。
11月17日(日)、浜松聖星高等学校の校舎をお借りして、
「子ども音楽セミナー 吹奏楽教室」の第1回目を開催いたしました。
小学生クラス・中学生クラスと2クラスを午前・午後で行いました。
聖星高校吹奏楽部、音楽監督・指揮者の土屋史人先生と、
地元浜松を中心に活躍している演奏家の山本和邦先生が講師をつとめ、
吹奏楽部の生徒さんにも指導アシスタントとしてお手伝いをしていただきました。
【小学生クラス】
今年は50名もの大人数にご参加いただき、元気よくスタートを切りました。
今回演奏する楽曲は、「茶色のこびん」のメロディーを、
すべての楽器が順番に担当していく、みんなが主役になれる楽曲です。
24名がコルネットの演奏に挑戦します。
講師の山本先生に、ケースからの取り出し方、
楽器に送り込む息の吹き方など、1つ1つ丁寧に教わりました。
いよいよ音を出すぞ、と緊張でこわばる子もいましたが、習った身体をほぐす体操をして、
リラックスしながら、全員が元気よく素敵な音を出すことができました。
後半は、合奏室に集合してみんなで演奏しました。
先生方、高校生の皆さんがやさしく笑顔で指導してくれます。
曲の始めから終わりまで、通して演奏することができました。
【中学生クラス】
午後の中学生クラスは、市内の中学1年生を対象としています。
テーマは大合奏の楽しみを体験しよう!
参加している中学の部活では、1,2年生合わせて20名いないような、
学校も多いようです。総勢80名という大人数で大合奏を体験しました。
前半はパートごとに分かれ、高校生と一緒に練習しました。
基礎練習や曲の練習など、先輩方に丁寧に教えていただきました。
後半は、土屋先生の合奏レッスンです。
J. スウェアリンジェン「シーゲート序曲」に挑戦します。
限られた時間の中で少しでも上達する姿勢や方法を教わりました。
少し難しめですが、残り2回習ったことを練習して頑張りましょう。
「子ども音楽セミナー」は各教室、3回開催します。
その後、3教室の合同発表会である「子ども音楽フェスティバル」では、
ステージで練習の成果を披露します。
カテゴリ : 2019/11/18
11月9日、10日、ジャズクリニックを開催いたしました。
9日は守屋純子先生と一緒に3名の先生方(岡崎正典(ts)佐野聡(tb)海野俊輔(dr))が
積志中学校と浜松西高校を指導してくださいました。
この時期は3年生が引退し、1,2年生のみで部活動を行っており
講師の先生方には、基本的な奏法から教えていただきました。
10日は守屋純子先生と一緒に3名の先生方(高瀬龍一(tp)近藤和彦(as)高橋徹(dr))が
丸塚中学校と浜松北高校を指導してくださいました。
次回のクリニックは2020年2月1日、2日になります。
講師の先生方による演奏も予定していますのでお楽しみに!
カテゴリ : 2019/11/17
11月15日(金)、浜松市北区の引佐南部中学校で修了生公演事業を行いました。
引佐南部中は、周りを山々に囲まれた自然豊かな環境にある中学校です。
すっきりと晴れた青空のもと、全校生徒と先生合わせて約260名が体育館に集まりました。
今回の出演は、
中島実紀さん(ソプラノ、イーストマン音楽アカデミー修了生)、
三津原久美子さん(ピアノ)のお二人。
最初に、今年から引佐南部中へ赴任したという音楽担当の後藤奏子先生が出演者のお二人を紹介。
実は、後藤先生が浜松学芸高校に在学していた当時、非常勤講師だった中島さんに音楽を教わったのだそう!
久々の再会となった後藤先生による、心を込めたご紹介でコンサートが始まります。
最初に演奏された挨拶がわりの一曲目は、なんと引佐南部中学校の校歌!
艶やかな中島さんのソプラノの歌声が、圧倒的な声量で体育館のなかに響き渡ります。
生徒さんたちに最も馴染みある曲でいきなり心をぎゅっと掴まれ、演奏に引き込まれました。
中島さん、三津原さんは、共に地元浜松市のご出身。
お二人は、高校・大学とも同じ学校で学んだ先輩・後輩という間柄ということもあり、息はぴったりです。
コンサートは、中島さんの半生を振り返りながら "ご自身がなぜ今、この職業についているのか"
というお話を交えて進みました。自分の将来像や進学・就職などについて真剣に考える時期でもある
中学生にはとても興味深いお話です。
幼い頃、小児ぜんそくを患い、"治療になるから" とすすめられて歌をはじめたという中島さん。
小・中と合唱団に所属し、高校でも歌うことに魅了され、音楽大学へと進みます。
大学4年の時、浜松市民オペラ「三郎信康」のオーディションに受かり、アクトシティでの舞台に出演。
ここから、新たな恩師との出会いや進むべき道への扉が大きく開いたとのこと。
現在はオペラやオペレッタ公演に出演するほか、高校の講師や中学校での合唱指導、そして各地で
演奏活動をしています...と話してくださいました。
三津原さんも、音楽を愛するご家庭に育ち、小さい頃から習い始めたピアノを続けて、ピアニスト
というプロの道を選んだのだそう。色々な経験を重ねるうちに「伴奏ピアニスト」という仕事が
楽しくなり、現在まで続けていらっしゃるというお話をしてくださいました。
前半は、日本歌曲やオペラなどを演奏、後半は、中島さんが最も愛する「オペレッタ」から数曲を披露。
オペレッタとは、セリフや歌、踊りを織り交ぜた軽めの喜劇的オペラのことです。
生徒さんに手拍子で参加してもらう場面もあって、盛り上がりました。
「色々な出会いがあって、私は今ここにいます。やりたいことが見つかっている人も
そうでない人も、もし興味のあることが出てきたら、まずは挑戦してみることが大事。
いつか自分の仕事につながるかもしれません。」と生徒さんに語りかける中島さん。
最後に、"大きく羽ばたいてほしい"という願いを込めて、力強いメッセージ性のある歌を
中島さんの明るく伸びやかな歌声が奏でる美しい演奏と、自分の夢に向かって歩み続けている
イキイキとしたお話で、引佐南部中学校の生徒さんたちの心には、きっと何か伝わるものが
あったのではないでしょうか。
中島さん、三津原さん、ありがとうございました。
カテゴリ : お知らせ 2019/11/15