令和3年6月30日(水)、浜松市東区の下石田町公会堂で修了生公演を行いました。
今回の出演は、野田舞さん(サクソフォン、浜松国際管楽器アカデミー修了生)と川上友貴乃さん
(トランペット、浜松国際管楽器アカデミー修了生)、稲垣満有子さん(ピアノ)の3人です。
本日は、下石田町シニアクラブみどり会の皆さん22名が公会堂に集まりコンサートを鑑賞しました。
みどり会は会員数75名ほどで、月に一度の例会のほか、週に数回の屋外活動など、積極的に活動
しているシニアクラブです。
サクソフォンの野田さんは佐鳴台中、ピアノの稲垣さんは東部中、トランペットの川上さんは
地元与進中と3人とも浜松市の出身。特に、川上さんは下石田町を擁するご近所の与進中学校
の出身とあって、集まった皆さんは一気に親近感が増したようでした。
演奏会は、サクソフォンの野田さんを中心に、様々なジャンルの演奏やそれぞれの楽器について
のお話、曲にまつわるエピソードなどを交えながら楽しく進みます。
みどり会の皆さんから見ると、野田さんはお孫さんと言えるほど年の離れた世代。
それだけに、野田さんは昔懐かしい唱歌や歌謡曲を披露するため、数十年前に流行っていた曲
などを聴いて研究されたのだそう。現在の音楽シーンで流行っている曲とは違いますが、
「昔の歌曲を調べていくうちに、曲そのものが本当に素晴らしくて、歌手の歌い方はもちろん、
歌の上手さに感動してしまいました!」と、色あせない魅力について力説してくれました。
サクソフォンとトランペットの組み合わせは今までやってこなかったけれど、合わせてみたら
意外にも相性が良く、お互いの楽器の良さを引き出せることに最近気づいたという川上さん。
トランペットの音の出るしくみを、飲み物や液体調味料を移し替える時などに使うプラスチック
製の漏斗(じょうご・ろうと)を使って説明。トランペットとは少し違うけれど、愛嬌のある
かわいらしいラッパの音がして、皆さんびっくり。どんなものでもラッパの形なら音が出るんですね!
最後に、シニアクラブの中のお1人の女性が「皆さんのような若い世代の方が、数十年も前の
曲を"良い曲だと感動した"と言ってくれたことが、とっても嬉しい。私たちと同じ感覚で曲の
良さを分かってもらえたことに感動しました!」と感想を話してくださいました。
他の皆さんもそれを聞いて一様に頷いていらっしゃる姿が印象的でした。
アンコールに答えて、最後はテンポの良い懐かしいメロディを演奏。
和やかな雰囲気のなかで、コンサート終了となりました。
野田さん、稲垣さん、川上さん、素敵な演奏をありがとうございました!
カテゴリ : お知らせ 2021/06/30