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イベントレポート

イベントレポート

修了生公演事業(引佐南部中学校)


1115日(金)、浜松市北区の引佐南部中学校で修了生公演事業を行いました。



引佐南部中は、周りを山々に囲まれた自然豊かな環境にある中学校です。

すっきりと晴れた青空のもと、全校生徒と先生合わせて約260名が体育館に集まりました。

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今回の出演は、

中島実紀さん(ソプラノ、イーストマン音楽アカデミー修了生)、

三津原久美子さん(ピアノ)のお二人。

最初に、今年から引佐南部中へ赴任したという音楽担当の後藤奏子先生が出演者のお二人を紹介。

実は、後藤先生が浜松学芸高校に在学していた当時、非常勤講師だった中島さんに音楽を教わったのだそう!

久々の再会となった後藤先生による、心を込めたご紹介でコンサートが始まります。



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最初に演奏された挨拶がわりの一曲目は、なんと引佐南部中学校の校歌!

艶やかな中島さんのソプラノの歌声が、圧倒的な声量で体育館のなかに響き渡ります。

生徒さんたちに最も馴染みある曲でいきなり心をぎゅっと掴まれ、演奏に引き込まれました。


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中島さん、三津原さんは、共に地元浜松市のご出身。

お二人は、高校・大学とも同じ学校で学んだ先輩・後輩という間柄ということもあり、息はぴったりです。

コンサートは、中島さんの半生を振り返りながら "ご自身がなぜ今、この職業についているのか"

というお話を交えて進みました。自分の将来像や進学・就職などについて真剣に考える時期でもある

中学生にはとても興味深いお話です。



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幼い頃、小児ぜんそくを患い、"治療になるから" とすすめられて歌をはじめたという中島さん。

小・中と合唱団に所属し、高校でも歌うことに魅了され、音楽大学へと進みます。

大学4年の時、浜松市民オペラ「三郎信康」のオーディションに受かり、アクトシティでの舞台に出演。

ここから、新たな恩師との出会いや進むべき道への扉が大きく開いたとのこと。

現在はオペラやオペレッタ公演に出演するほか、高校の講師や中学校での合唱指導、そして各地で

演奏活動をしています...と話してくださいました。


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三津原さんも、音楽を愛するご家庭に育ち、小さい頃から習い始めたピアノを続けて、ピアニスト

というプロの道を選んだのだそう。色々な経験を重ねるうちに「伴奏ピアニスト」という仕事が

楽しくなり、現在まで続けていらっしゃるというお話をしてくださいました。



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前半は、日本歌曲やオペラなどを演奏、後半は、中島さんが最も愛する「オペレッタ」から数曲を披露。

オペレッタとは、セリフや歌、踊りを織り交ぜた軽めの喜劇的オペラのことです。

生徒さんに手拍子で参加してもらう場面もあって、盛り上がりました。


「色々な出会いがあって、私は今ここにいます。やりたいことが見つかっている人も

そうでない人も、もし興味のあることが出てきたら、まずは挑戦してみることが大事。

いつか自分の仕事につながるかもしれません。」と生徒さんに語りかける中島さん。

最後に、"大きく羽ばたいてほしい"という願いを込めて、力強いメッセージ性のある歌を

歌ってくださいました。



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中島さんの明るく伸びやかな歌声が奏でる美しい演奏と、自分の夢に向かって歩み続けている

イキイキとしたお話で、引佐南部中学校の生徒さんたちの心には、きっと何か伝わるものが

あったのではないでしょうか。

中島さん、三津原さん、ありがとうございました。





カテゴリ : お知らせ 2019/11/15

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