8月8日(木)にプレミアムコンサートのオーディションが各教室で開催されました。
今回はダグラス・ヨー先生のトロンボーンクラスを見学しました。
オーディションは生徒が1人ずつ入室し、好きなタイミングで演奏する形で行われました。
皆さん真剣な表情で演奏しています。
先生も穏やかな表情から一変、険しい表情で審査を行っています。
スマートフォンを取り出し演奏中の生徒さんたちを撮影する場面がとても印象的でした。
ひとりひとりの演奏が終わると「ブラボー」という言葉と拍手が送られました。
全員の演奏が終了後「改善された点が沢山あり驚きました。また、皆さんリラックスして演奏できていました。
これは音楽をする上で大切なものです。」と総評がありました。
プレミアムコンサートの代表者は生越美穂さんに決定しました。
代表者発表の際、先生は「1人に絞るのが難しい」とおっしゃっていました。
オーディション終了後、ヨー先生へ突撃インタビューすることができました。
━━━━━━━代表者を美穂さんにした決め手はなんですか?
彼女の美しいサウンドと音楽的な奏者の部分です。
━━━━━━━先生の考える「音楽的な奏者」とはなんですか?
作曲者の意図が汲み取れること、リラックスして演奏できていることです。
その点で美穂さんは表情、動作などの全ての部分で感じ取れました。
━━━━━━━生徒の方たちの演奏中にスマートフォンで写真を撮っていたのはなぜですか?
自分の教えた生徒さんを覚えておくためです。
たびたび生徒さんの写真を見返します。15年前の生徒さんの写真が今も残っています。
━━━━━━━最後に一言お願いします。
このアカデミーは数日間という短い時間で生徒の成長を感じ取れた。
世界には沢山の問題が溢れている。音楽はそんな中で前向きにさせてくれる。
音楽は生きるために必要なものです。
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フルートのマチュー・デュフォー先生のクラスを見学させていただきました。
先生がいらっしゃるまでは通訳の山本純子さんと受講生の方が談笑されていて、
先生がいらしてからも先生と山本さんと受講生の方々がみなさん仲がよく、和やかな雰囲気でした。
演奏が始まると一気に静かになり、空気がガラッと変わりました。
「コンペティションは音楽の一部ではないから1人を選ぶことはしたくない」ということで、
先生が出演者を決めるのではなく、受講者全員で投票して決めることになりました。
それぞれ選択した曲が違い、曲や演奏の仕方など特徴もそれぞれで聴いていてとても楽しかったです。
綺麗な音色が部屋に響いていました。
受講者全員の演奏が終わると、受講生が投票をして出演者が決まり、先生から1人1人にコメントがありました。
よかった点だけでなく、よりよい演奏にするためのアドバイスもあり、受講者のみなさんはメモを取ったり頷いたりして、
集中して話を聞いていました。みなさんにとって充実した時間だったのではないかと感じました。
(この記事はインターンの伊藤英里、鍬下綾華が担当しました。)
カテゴリ : 2019/08/09