8月5日(月)第25回管楽器アカデミー&フェスティヴァルの
オープニングコンサートが開催されました。第1部では世界の名手たちが饗宴し、
様々な編成で5曲の室内楽が披露されました。
E. イウェイゼン作曲、金管十重奏による第25回記念委嘱ファンファーレで、
オープニングコンサートは華やかに幕を開けました。これからの演奏にも期待が高まります。
フルート二重奏ではP=L. グラーフ、M. デュフォーが「2つのフルートのための二重奏 第4番 ヘ長調 Fk. 57」を演奏。
繊細で美しいフルートによる対話は観客を魅了していました。
A. ルーセル「木管五重奏とピアノのためのディヴェルティスマン 作品6」では、
ここでしか見ることができない名手たちの共演が実現しました。
各楽器が自由で楽しいフレーズを奏で、時に優雅でいきいきとしたサウンドに、
観客たちは大きな拍手と歓声を送っていました。
第2部では、世界で1度きりしかない豪華なメンバーで結成された、
第25回記念吹奏楽団が登場しました。
G. ホルスト「吹奏楽のための第2組曲」。4つの楽章でそれぞれ違った雰囲気の
イギリス民謡の旋律を楽しむことができました。各楽器のソロは大変美しく、各奏者には惜しみない拍手が送られました。
D. ミヨー「フランス組曲」では、軽快で華やかな旋律や悲愴的な旋律など様々な音色を聴くことができました。
最後のR. ワーグナー「エルザの大聖堂への行列」、木管楽器の静かで儚くも情熱的な音色ではじまります。
少しずつゆったりと盛り上がり、エンディングでは華やかで、
重厚なハーモニーが会場全体に響き渡り、美しい余韻がいつまでも残り続けました。
四半世紀の歴史を飾るにふさわしい素晴らしい夜になりました。
(この記事はインターン生の清水秋月、髙橋遥菜が担当しました。)
カテゴリ : 2019/08/06