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イベントレポート

イベントレポート 2019/08

【管アカ】レッスン風景②

クラリネットのジェローム・ヴォワザン先生クラスを見学しました。
受講生は、今回のアカデミー最年少の浜松学芸高校音楽科1年の三輪優月さん。
受講曲はC. M. V. WeberのConcerto № 1です。

 

レッスン中、ヴォワザン先生が「オペラの一場面を想像して」「スーパーヒーローになったつもりで」
とオペラの登場人物を例にとり、表現方法をアドバイスしたりしていたのが印象的でした。

 

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三輪さんは小学校4年生のときに一目惚れし、クラリネットをはじめたそうです。
高校生から受講できるということで、今回の受講を決めたそうです。
将来の目標は、志望の大学に入るためにたくさん練習し、多くのライバル達に
勝てるように自分にしかない魅力・強みをつくることです!

 

三輪さん、これからも頑張ってください!!
  

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オーボエクラスの吉井瑞穂先生のレッスンを見学させていただきました。
受講生は榎かぐやさん。受講曲は、M. ArnoldのFantasy(Solo)でした。
レッスンは、約1ヶ月後に本番を迎えるという榎さんが、本番の雰囲気を出すためにレッスン室の外から入り、
お辞儀をして1曲演奏する、という形で始まりました。
 
少し緊張感が漂う中でしたが、演奏中榎さんのワンピースの肩紐が落ちてしまった際、
吉井先生が肩紐を直しにいく、といった微笑ましい場面も見られました。
 

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レッスンは、息の遣い方を中心に進められました。先生が実際に楽器を吹いて、細かくアドバイスをされていました。
先生が指摘した息の使い方でもう一度演奏された榎さん。一回目より落ち着いた印象を受けました!
榎さんの、先生のおっしゃること一つ一つに「はい!」と大きな声で返事され、

楽譜にメモをとっていく熱心な姿も印象的でした。

 
吉井先生の印象に残った言葉...「楽しんで吹いた者の勝ち!」

 

(この記事はインターンの大庭沙織、永田春菜、前川郁奈が担当しました。)

カテゴリ :  2019/08/08

【管アカ】トランペットナイト

8月7日(水)アクトシティ浜松 音楽工房ホールにてクリストファー・マーティン先生、

イェルーン・ベルワルツ先生によるトランペットナイトが開催されました。

オープニングを飾ったのは、J. フィーアダンク「2本のコルネット(ツィンク)のためのカプリッチョ第1番」。

華やかで2人の掛け合いが美しく、これからの演奏に期待が高まります。
 

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印象に残った曲はG. アンタイル「トランペットとピアノのためのソナタ」でした。
12/8拍子からはじまる牧歌的な第1楽章からミュートを使いしっとりとした第2楽章、
第2楽章とは一変してシリアスな雰囲気の第3楽章から力強い第4楽章と、
トランペットの様々な表情が見られる楽しい演奏で、演奏後は客席から大きな拍手が湧き上がりました。
 
ベルワルツ先生のソロ、「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」では曲の冒頭、

客席に背を向けピアノに向かって吹き始める先生の姿が。ピアノの弦に音を反響させることで、

幻想的な響きがホール内に響き渡りました。ジャズならではの素敵な音色に魅了されました。
 

マーティン先生のソロ、映画「リンカーン」より『何人に対しても悪意を抱かず』では、
会場が英雄的でかつ透明感のある響きに包まれました。

実際の映画のサウンドトラックのトランペットソロもご本人が演奏されているそうです。
 

最後は2本のトランペットが軽快に掛け合う小品「クイックシルバー」で2人の息の合った
素晴らしい演奏に圧倒されました。演奏後は盛大な拍手に包まれ、トランペットナイトは大盛況のうちに幕を閉じました。

 

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(この記事はインターンの刑部奈瑠実、永田春菜が担当しました。)

カテゴリ :  2019/08/08

【管アカ】レッスン風景

ユーファニアムのアントニー・カイエ先生と、井原聡さんのレッスンを見学させていただきました。

受講曲はV. CosmaのConcertoでした。
井原さんの奏でるユーファニアムの柔らかく、そして力強い響きを持つ音に圧倒されました。
それに、先生が体を使って音楽を表現することによって、

井原さんの演奏にますます感情がこもっていくように感じられました。
先生の難しい要望にも井原さんは応えていました。

 

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比喩を使っての先生の指導や井原さんの指導内容を一言も漏らさないという先生や通訳さんの方を見る目が印象的でした。
レッスンは、終始和やかな雰囲気で行われ、時には先生の日本語も飛び出す場面もありました。

 
レッスン後、井原さんにインタビューさせていただきました。トロンボーンやトランペットと同じ材質でありながら、

人間の肉声に近い音を持つユーファニアムに惹かれて楽器をはじめたそうです。
元々、フランス人の先生に師事されており、その音楽表現に共感を覚えていたそう。

 

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今日のレッスンの感想を尋ねると...。
「感激の嵐です!自分の中でまだ、開いていない表現をたくさん開いていただけました。
40分間があっという間で5時間くらいやりたかったです!」
 

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ファゴットのローラン・ルフェーブル先生クラスのレッスンを見学させていただきました。
受講生は、浜松市出身で愛知県立芸術大学在学中の巣立ひかりさん。受講曲はW. A. MozartのConcertoです。
巣立さんの演奏は、音に迫力を感じられ、様々な音色を引き出す説得力のある演奏でした。
ルフェーブル先生の的確な指導の中で、ボールがだんだん落ちていく様子を例にとり、
音の抜き加減をコントロールするよう指導されていたのが印象的でした。

 

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「とてもいいよ!」「すばらしい!」と笑顔で巣立さんに声をかけるルフェーブル先生の熱心な指導が伝わりました。
巣立さんがファゴットをはじめたきっかけはお母さまが趣味でファゴットを吹いていたからだそうです。

中学校で運動部に入ろうとしていたところを吹奏楽部の顧問の先生から、

熱い勧誘を受けて吹奏楽の道に入られたそうです。

  

今回初めての受講ということで理由を伺ってみたところ、浜松が地元であることに加えて、
昨年アンサンブルでフランスへ行かれたそうで、現地の先生の指導を受けたいと思ったからだそうです。
受講してみて「言われたことのないことを指摘されたり、視点が違ってすごく勉強になった」とおっしゃっていました。
快くインタビューをひきうけてくださった巣立さん、ありがとうございました!

 

(この記事はインターンの岩崎あずみ、大庭沙織、岡春佳、永田春菜が担当しました。)

カテゴリ :  2019/08/07

【管アカ】P=L.グラーフによる子どものための音楽教室

8月7日(水)に「子どものための音楽教室」が開催され、ペーター=ルーカス・グラーフ先生が

市内中高校生3人の受講生に公開レッスンを行いました。

  
1人目の宮本愛菜(みやもと あいな)さんはG. DonizettiのSonataで受講しました。
グラーフ先生が質問を織り混ぜながら進めていき、立ち方や力の入れ方についても指導をなさっていました。

 

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楽譜やフルートの向きを変えることでお客様に、より音が届くようになり、
肘の力を抜いて楽にすることで、音が変わることが聴いている私たちにも分かりました。
難しいリズムに対して先生はお手本を示し、自分の演奏のどこが上手くいっていないのかを
理解することが大切だということを伝えていました。
 
2人目の高橋南名(たかはし なな)さんはJ. DonjonのElegieを演奏しました。
メロディと伴奏を1人で奏でなくてはならないこの曲に対して、先生はメロディの旋律を

もっと強調するようにと指導していらっしゃいました。

 

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自らのフルートで南名さんにアドバイスをするグラーフ先生。

素晴らしい南名さんの演奏が、ますます素敵になっていきます。
こんなにも近くで伝説的巨匠の指導と音色を聴けることに感動です!
テンポが速かったり、連符があったりしても自分の音の響きには集中するようにとおっしゃっていました。
「フルートは力任せに吹ける楽器じゃないから、愛情を持って自分の音をよく聴いて」という言葉が印象的でした。
 
3人目の黒柳月花(くろやなぎ るか)さんはG. FaureのFantaisieでの受講。
どうやら先生は月花さんのブレスのタイミングに注目されたようです。
ブレスのタイミングや長さにより伴奏とのリズムにズレが生じ、音楽を邪魔してしまうとおっしゃっていました。
そのため、タイミングや音を伸ばす部分を短くするなどの一工夫が必要となるそうです。
 

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連符をマスターするために、さまざまなリズムパターンを月花さんの隣で実演して、
楽しんで練習するようにとレクチャーしていたことが印象的でした。
 
フルートを楽しむためにはテクニックが必要だとおっしゃっていたグラーフ先生。
テクニックを身につけるためには日々の基礎練習が重要だということを強調していました。
 

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グラーフ先生の音に触れた3人の受講生は今後さらに演奏のレベルを上げていくことでしょう。

私たちも応援しています!!
 
(この記事はインターンの伊藤英里、鍬下綾華、髙橋遥菜が担当しました。)

カテゴリ :  2019/08/07

【管アカ】開講式

8月6日(火)、「第25回 浜松国際管楽器アカデミー&フェスティヴァル」の開講式が行われました。
  

開講式では教授陣を代表して、須川展也先生(Sax)よりご挨拶をいただきました。

 

須川先生は、

「音楽は人と人とのコミュニケーションを大切にしている。先生と生徒、生徒間、
ほかの楽器の生徒や先生、スタッフの皆さんと偶然に生まれた結びつきが音楽性を豊かにする」

と音楽における人と人との関わりの重要性について語られました。
  

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続いて浜松市出身の、岡野路子さん(クリストファー・マーティンクラス(Tp)が、
受講生代表の挨拶とアカデミー参加への熱意をお話してくださいました。

 

岡野さんは、
「同じ音楽を志す受講生のみなさんと地元の浜松で、世界を舞台に活躍する先生方のレッスンを

受けることができ光栄に思う。充実した5日間を過ごしたい。」と意気込みを語ってくださいました。

  

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代表挨拶のあとは教授陣、通訳さん、ピアニストの紹介があり拍手で皆さんを歓迎しました!

  

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開講式のあとは顔合わせをし、さっそくレッスンが始まりました。

 

8月7日(水)には「子どものための音楽教室」、「トランペットナイト」 、
8月9日(金)にはアカデミー教授陣が推薦する受講生たちがピアノ伴奏付きで

演奏する「プレミアムコンサート」が行われます。

 
 
(この記事はインターンの内藤雅菜が担当しました。)
※コンサート、レッスン風景など順次更新いたしますのでお楽しみに!

カテゴリ :  2019/08/06

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