昨日8月4日、19:00から研修交流センター2階の音楽工房ホールにて、
「教授陣によるソロコンサート」が開催されました。
最初はテューバ奏者のクリストファー・オルカ先生の演奏でした。
私はテューバのソロを聴いたのは初めてでしたが、
めったに聴くことができないその複雑なメロディーに感動しました!
透明感があり、ゆったりとして、聴く人の心に響く美しい音がとても心地よかったです。
また、先生は演奏される前に、今回のアカデミー受講生の技術の高さに驚いたとお話され、
「今日はそんな受講生の皆さんのために演奏します」と強い想いをもっていらっしゃいました。
続いてはクラリネット奏者のヴェンツェル・フックス先生の演奏が始まりました。
とても透明感のある演奏で、木管楽器の性質を最大限に活かした木の深い響きを
感じる美しいものでした。先生は楽曲を身体を大きく使い表現していて、
心から音楽を楽しんでいるようでした。
特にシューマン作曲「幻想小曲集」は速く細やかな指使いに圧倒され、
楽章ごとに快活だったり、少し切なげだったりと、曲の見せる表情の違いを感じました。
3人目は、サックス奏者のジャン=イヴ・フルモー先生で、ピアノ伴奏は羽石道代さんでした。
フルモー先生の演奏は、強弱の使い方やフレーズの切り方がとても絶妙でメリハリのある演奏でした!
サックスの心地よい響きがホールに響き渡り、演奏後は盛大な拍手につつまれました。
3人の先生それぞれの素晴らしい演奏が会場いっぱいに響きわたり、ロマンティックな夜となりました。
(この記事はインターンの天野星那、成瀬絵美が担当しました。)
カテゴリ : 2017/08/05