8月3日(水)は、レッスン2日目です。
サクソフォン奏者の須川展也先生と、今年の最年少15歳、石川県出身の
南貴也さんのレッスンを見学させていただきました。
先生は、ご自身のお腹を触ってもらいながら、楽器を吹く際のお腹の使い方を説明していて、
それがとても和やかに感じました。
南さんにインタビューをさせていただきました。南さんがサクソフォンを始めたきっかけは、
12歳の頃に吹奏楽部でそのかっこよさに惹かれたからだそうです。
このアカデミーを受講した理由は、南さんの知り合いであるプロの方がなんと須川先生の
お弟子さんであり、その方の勧めで受講したそうです。
将来プロの演奏家になる為に練習を頑張りたいと、これからの目標を話して下さいました。
幸運にも、明日8月4日に行われる教授陣によるソロコンサートへ出演される、
クラリネット奏者のヴェンツェル・フックス先生にインタビューをさせていただくことができました!
ソロコンサートで演奏される2曲の聴き所を伺ったところ、プーランク作曲の「クラリネットソナタ」は
華やかでほかの楽器では出せないクラリネットならではの深い色合いを出すことができる曲で
シューマン作曲の「幻想小曲集」は、ファンタジー要素がある内面が多く、
他の楽器でも演奏されることが多い、"音楽のため"の作品であると教えてくれました。
ソロコンサートへは、自分自身が出せる最大限の力を出し、聴く人の心に届けられるよう、
自分の気持ちを奮い立たせていると話して下さいました。
お話を伺えて、よりコンサートが楽しみになりました!
(この記事はインターンの小山梓と成瀬絵美が担当しました。)
カテゴリ : 2017/08/03
管楽器アカデミー レッスン風景(金管編)
Frits DAMROW CLASS
「たとえ時間がなくてもブレスとマウスピースでウォームアップの時間をとること」
『全員でウォームアップ』から実践したトランペットクラス。
短い時間で効率よくウォームアップすることを学びました。
ウォームアップも終わり、半分以上の受講生は休憩時間も惜しんで隣のレッスン部屋に入っていきました。
そんな中、浜松出身で音大に通う受講生に話を聞きました。
名古屋音楽大学でトランペットを学ぶ 高野楓さん(1年生)。
「以前から管楽器アカデミーのことは知っていましたが、今回が初参加です。
大学で師事している先生から勧められました。自分の地元でなかなか教わる機会がない一流の先生に
学べるのはとてもありがたく貴重な体験です」
その横にたまたま大学一年生の高野さんよりもっと幼い顔の二人が坐っていたのでお話を聞いてみました。
京都の堀川音楽高校3年生の 松永恋愛さんと桐山優希さん。同じ高校からの参加です。
これから音大に進学したいと考えている二人。京都から浜松に5日間もなんてプチ留学のような体験ですね。
全国各地からいろんな立場の管楽器演奏者が集まる管楽器アカデミーは、人脈を広げる場でもあります。
自己アピールをしながら、たくさんの人と触れ合ってください!
Christopher OLKA CLASS
地響きのような音色に誘われてテューバクラスの扉を開けてみました。
今年のテューバクラスは広い部屋でとても響きがよく気持ちのいい環境でのレッスンです。
広々とした室内に、8人+通訳の木村圭太さん、先生の、総勢10本のテューバが並ぶ様子は壮観です。
音の限界までのスケールは、テューバってこんな高音が出る楽器なのだということを教えてくれました。
そして、先生が「まちがえてもいいからついてきてください」と言いながらお手本を吹くと、
何の迷いもなくついてくる受講生たち。管楽器アカデミーのレベルの高さを実感しました。
「武道の経験はありますか?」
「サウンドのピラミッドを作りましょう」
「練習のときは最大限の音にたどり着くことが大切」
など、自身もテューバ奏者である木村圭太さんの通訳はわかりやすく、
先生の言おうとしていることがスムーズに伝えられます。そして、直接英語で質問する受講生も。
音楽で生きていくには語学力が大切であることを、この二人から学ばせていただきました。
全体レッスンの後は、休憩もせずにそのまま1番目の受講生のレッスンに。
ここで自分はタイムアップのため部屋を出ていこうとしましたが、東京音楽大学の学生の
森脇直哉さんのレッスンはまるでリサイタルのようで、そのままレッスン室を後にするわけにはいきませんでした。
こんなレベルの高い演奏者が揃うテューバクラスで一日中聴講していたい、
と思ってしまうほどキラキラした演奏でした。
(この記事はインターンの池川恵子が担当しました。)
カテゴリ : 2017/08/03
8月1日に「第23回浜松国際管楽器アカデミー&フェスティヴァル」オープニングコンサートを開催しました。
各国から著名な演奏家が集い、約2時間に渡り公演を行いました。
オープニングでは、「浜松ドリーム・トランペットアンサンブル」という市民公募によって
編成されたトランペット演奏者グループが、アカデミーの教授であるD.ビルジャーさん、アカデミー受講生とともに
同じく教授であるF.ダムロウさんの指揮に合わせて演奏しました。トランペットならではの活気の良さが伝わってくる共演でした。
第1部の後半では教授陣5名による、木管楽器とホルンでの2曲の演奏がありました。
木管楽器による音の厚さとホルンの響きのハーモニーがとても感動的でした!
第2部の前半ではフルートの演奏があり、浜松出身であるピアニスト奥村友美さんの伴奏が華を添えました。
コンサート最後には「ウェスト・サイド・ストーリー組曲」が披露され、演奏者同士がアイコンタクトを取りながら演奏している姿がとても印象的でした。
終演時には観客席から沢山の拍手が沸き起こり、出演者の方々も笑顔でとても満足したような様子で
大盛況の中、オープニングコンサートは幕を閉じました。
(この記事はインターンの小山梓が担当しました。)
カテゴリ : 2017/08/03
8月2日、本日より各パートの教授によるレッスンが開始されました。
今回私はホルン奏者のイェンス・プリュッカー先生と福田真子さんのレッスン、
そしてオーボエ奏者のルカ・ヴィニャーリ先生と今年の受講生最年長の村瀬正巳さんのレッスン、
2つのレッスンを拝見しました。
プリュッカー先生は指導の中で、「伴奏は自分についてくるもので、自分自身はのびのびと自由に演奏するように」と
アドバイスされていました。身振りや音色に合わせて歌っている姿もとても印象的でした。
最年長、村瀬さんのレッスン後には、直接インタビューをする時間をいただきました。
村瀬さんがオーボエを始めたのは大学のサークルからだそうです。アカデミーは2年前に参加して以来ということです。
お話の中で、「活躍することに年齢は関係ないということを、自身を通して知ってもらいたい」と強い目標を
教えてくださいました。
明日以降も受講生の成長、活躍に目が離せません!
(この記事はインターンの成瀬絵美が担当しました。)
カテゴリ : 2017/08/02
8月2日(火)、「第23回浜松国際管楽器アカデミー&フェスティヴァル」の開講式を行いました。
前日夜に開催された「オープニングコンサート」を幕開けに、今年もいよいよ熱い夏が始まります!
開講式では、教授陣を代表して、フルートクラスのアンドレア・リーバークネヒト先生より
ご挨拶いただきました。
リーバークネヒト先生は、第15回アカデミー以来の参加となります。
リーバークネヒト先生は、受講生の皆さんに、自分のクラスだけでなく別のクラスのレッスンも
覗いてみることで、目標を達成するために多くの方法や手段があることに気づき、
それが説得力のある、人を感動させる音楽を作り出す糧になる、とアドバイスを送りました。
続いて、受講生を代表して、浜松市出身の徳増真未さん(フルート リーバークネヒトクラス)に
ご挨拶いただきました。
徳増さんがアカデミーを受講するのは、今回で2度目。前回の受講はご自身が留学を決意する
大きなきっかけとなったそうです。
今回のアカデミーではさらに深く音楽を学び、多くのことを吸収できるよう、充実した5日間を
過ごしたい、と意気込みを語ってくださいました。
開講式の後は、早速レッスンが始まっています。
期間中には、教授陣によるソロコンサート等も開催されますので、この機会に是非
ご来場いただけたらと思います。
また、前日のオープニングコンサートの模様なども、これからホームページで
レポートしていきますので、どうぞお楽しみに!
カテゴリ : 2017/08/02