事務局スタッフの池川です。
管楽器アカデミー&フェスティバル 3日目の今夜は、トランペットナイトが開催されます!
トランペットマスタークラスの受講生、田中英美夏さん(武蔵野音大生)と、
麻生康平さん(東京音大院生)に、今夜のトランペットナイトの聴き処をインタビューしてきました。
お二人は同じ高校の卒業生で、先輩後輩の間柄。偶然そんな出会いもあるのがアカデミーならではですね。
また、田中さんは去年に引き続き、麻生さんは四年前、アカデミーの受講経験者です。
今回はお二人とも前回と違う先生を選んだとのこと。気合い十分で、今夜のコンサートも楽しみにしています!
まず第一部は、イエルーン・ベルワルツさん。
トランペット協奏曲『霧のなかで』は、作曲者の細川俊夫さんから、ベルワルツさんに献呈された曲。
2013年にトランペット協奏曲として、サントリーホールで、メルクル指揮、東京フィルハーモニー交響楽団による
世界初演が行われました。
翌年はNHK交響楽団でも演奏され、受講生の田中さんは生で聴く機会に恵まれたそうです。
もともとはオーケストラと演奏される曲ですが、今回はピアノ伴奏で演奏してくださいます。
麻生さんのお勧めは、「やっぱり」ガーシュウィン。
お馴染み『ラプソディー・イン・ブルー』は華やかで、楽しんでいただけることでしょう!
そして、休憩を挟んで第二部はデイヴィッド・ビルジャーさん。
田中さんのお勧めのペヌカン作曲の『演奏会用小品』。
ビルジャーさんお得意の曲だそうで、この機会に是非、会場で生の演奏をお聴きいただけたらと思います。
そして、第二部最後には、お二人で『ベッリーニの歌劇「ノルマ」の主題による変奏曲』を演奏されます。
アメリカ・フィラデルフィアとドイツ・ハノーファーのトランペッターの夢の共演をぜひお楽しみください!
当日券(2000円)は本日18:00より、音楽工房ホールロビーにて販売いたします。
(この記事は、インターンの池川恵子が担当いたしました。)
カテゴリ : 2016/08/03
8月2日、本日よりレッスンが開始されました。
今回、私が見学させていただいたのは、トランペット奏者のデイヴィッド・ビルジャー先生と
浜松市出身の小栗由伽吏さんのレッスンです。
最初に小栗さんが1曲を通して演奏され、その後にビルジャー先生が気になった部分を
部分的に教えていくという形でした。
先生が実際に演奏し、悪い例と良い例を示されていて、
小栗さんに改善点をより分かりやすく伝えている姿が印象的でした。
先生は息の使い方の話をよくしていらっしゃいました。
私は吹奏楽部でサックスを吹いていた経験があるのですが、「音量を上げても息の量は変えない」ことや、
「音楽と一緒に息をする」ことなど、トランペット奏者の方に限らず、重要なポイントがたくさんあり、
私も勉強になりました。
小栗さんの演奏も先生からのアドバイスをもらうにつれてどんどん良くなっていくのが感じられました。
ビルジャー先生が効果的な練習方法を教えていらっしゃったので、受講生の方々がその練習を続け、
さらに良い演奏になっていくといいな、と思いました。
(この記事はインターンシップの松島うららが担当しました。)
カテゴリ : 2016/08/02
8月2日(火)、「第22回浜松国際管楽器アカデミー&フェスティヴァル」の開講式を行いました。
開講式では、主催者を代表して、寺田聖子 浜松市文化振興担当部長にご挨拶いただいたほか、
教授陣を代表して、クラリネットクラスのジェローム・ヴォワザン先生、
受講生を代表して、フルートクラスの坂本伽耶さんにご挨拶いただきました。
フランスご出身のヴォワザン先生は、今年フランスで起きたテロ事件に触れ、
人々に喜びや感動を与える音楽や芸術が無くてはならないものであり、
音楽家としてその力を持っていることは、とても幸運なことだとお話しされました。
受講生の坂本さんは、浜松のご出身で、高校生の頃からアカデミーを聴講しにいらしていたそうです。
この秋からは海外留学も決まっており、自分にとっての節目となる今回のアカデミーで、
より多くのことを吸収したいと、決意を述べられました。
「第22回浜松国際管楽器アカデミー&フェスティヴァル」、いよいよ開幕です!
カテゴリ : 2016/08/02
8月1日、「第22回浜松国際管楽器アカデミー&フェスティヴァル」オープニングコンサートを開催しました。
世界のトップアーティストであるアカデミーの講師の方々と、日本で活躍する管楽器奏者の方々が出演し、管楽器の豊かな音がホールいっぱいに響き渡り、とても豪華な演奏となりました。
今年は、この日のために編成されたサクソフォーンオーケストラの演奏がありました。サックスならではの重厚な響きと豊かな音が会場を包み込みました。
前半は木管楽器によるアンサンブルの曲でした。最初はサックス、次にクラリネット、最後に木管五重奏です。
木管楽器のいろいろな音色を楽しめました。
後半は、金管楽器によるアンサンブルの曲でした。
最初のトランペットアンサンブルは、トランペットの華やかさと奏者の高い技術力に圧倒されました。
金管十重奏では、金管楽器それぞれの魅力がいっぱいつまった演奏でした。特に低音楽器は迫力があり、かっこよかったです。
演奏の最後には大きな拍手が長く続きました。お客様もとても満足した様子で帰っていかれました。
(この記事はインターンシップの大井佑希子が担当いたしました。)
カテゴリ : 2016/08/02