11月22日(土)に「音楽アラカルト」の第4回目を開催しました。
今回は、ヴァイオリニストの藤原浜雄先生を講師にお迎えしました。
藤原先生は読売日本交響楽団で20年間首席ソロ・コンサートマスターを務められました。
音楽監督の竹森先生と対談形式でコンサートマスターの仕事についてお話いただきました。
コンサートマスターは指揮者が音楽をつくる前の下ごしらえをしています。
例えばボウイング(弓の動かし方)もそのひとつ。
弓を上下どちらに動かすか、どこでフレーズを区切るのかでニュアンスが大きく変わります。
ボウイングを決めると、他の奏者もそこに合わせて音楽をつくっていきます。
時には指揮者の代わりをすることもあります。
後半にはJ.S.バッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番」より「シャコンヌ」
を演奏してくださいました。
また対談で印象的だったのは藤原先生の温かいお人柄。こうした人柄だからこそ多くの人をまとめあげる
コンサートマスターを務めてこられたのでしょう。
次回12月20日(土)は音楽アラカルトの最終回。
音楽プロデューサー・演出家の広渡勲先生による「世界のオペラハウスがやって来た~ミラノ・スカラ座、
ウィーン国立歌劇場引っ越し公演の舞台裏」を開催いたします。
チケットは現在販売中です。皆様のお越しをお待ちしております。
カテゴリ : 2014/11/23