8月7日の19:00より、音楽工房ホールにて、
バジル・クリッツァー先生を講師にお招きしてアレクサンダー・テクニーク講座を開催いたしました。
アレクサンダー・テクニークとは、望むことを実現するために、本人が気づいていない体や心の出来事に向き合って改善していく方法論のことです。
今回の講座では、管楽器アカデミーの受講生の中の6人が実際にステージでレッスンを受けました。
レッスンを受ける受講生の方々の少し不安そうな表情が、ユーモアを交えて接するクリッツァー先生や和やかな会場の雰囲気のおかげか、レッスンが進むにつれて明るくなり、自信のついた表情へ変わっていくのがとても印象的でした。
ホルン演奏者の山崎さんのレッスンでは、クリッツァー先生がヒールのある靴を履いていた山崎さんに
「ヒールのある靴を履いているということは、スキーをしているように坂に立っているのと同じ。
体が後ろに沿ってしまって、筋肉が動きにくく、息もしづらくなっています。」と言いながら山崎さんの姿勢を少し前傾させました。
その直後の山崎さんの音質と音の表情の変化は、会場がどよめき、自然と大きな拍手が沸き起こるほどでした。
レッスンを受けた受講生だけでなく、聴講している方々も、メモを取ったり先生の指示に合わせて体を動かしたりと、熱心に参加する姿が見られました。
レッスンを受けた受講生の方々にとっても、聴講していた方々にとっても、とても貴重な体験になったのではないでしょうか。
(こちらの記事は、インターン生の國崎千晶が担当いたしました。)
カテゴリ : 2014/08/08